GRヤリスのECUチューンが、なんとなく形になったのがGW前後だったかと。
それから約2か月が経過したんですが
こんなに大勢のGRユーザーに施工して貰えるとは考えてもいませんでした。
ECUチューンの構想中は
500万もするクルマだし
まだメーカー保証もバリバリ残ってるし
どんな人がECUチューンを施工してくれるんだろ・・・。
って思っていて
開発した所で、数台しか売れないんじゃないか?って感じてました。
何となくの動きは去年の秋ぐらいからあったのですが
まあ、一筋縄じゃ行かなくて、ツールメーカーさん、何個ECU壊した事か・・・。
僕も海外に数台のGRヤリス用ECUを送りましたよ。笑
今年の2月ぐらいに、JDM以外のGRヤリスで、ECUと通信が出来るようになったものの
JDMで試すと、通信出来たり、出来なかったり・・・。
ヨーロッパ系のメーカーとタイアップして開発してたので、時差は7~9時間あります。
だいたい日本が夕方の4時ぐらいになると向こうのメーカーが動き始めるので
そこから8~10時間、ネットでお互いのPCを繋いで
日本にあるGRヤリスのECUをリモートであーでもない、こーでもないと通信させます。
気が付くと、こっちは夜中の1時とか2時ですわ。
基本英語のチャットでやり取りしてるので
「What time is it in Japan right now?」
って聞かれて
「It’s 1:00 in the morning.」
って答えたら
「Are you still working at the office?」
って返って来て
「I can’t do this at home.」
と言うと
「You’re crazy!」
との事。
いや、あなたがもっとテキパキ動いてくれたら、私はもっと早く家に帰れるんですけどね~
って言う文言を開発に携わっていた約1か月の間
何度、書き込んだ事か・・・。
彼らは現地時間の10時にコーヒータイムでチャットダウン
昼ご飯は2時間チャットダウン
15時におやつでチャットダウン
そして16時30分ぐらいから、チャットの返信が そわそわした内容になるので
「What are you doing?」
と聞くと
「I want to leave the office at 5:00 p.m. I’m cleaning up my desk.」
との事。
まあ、日本人も、こう言う姿勢を見習わないといけないのかも知れませんね。
ようやくGRヤリスのECUと通信が出来るようになっても
最初はかなり書き込みが不安定で、その原因が分かりませんでした。
通信ツールを替えて見たり、通信手順を替えて見たりして
ようやくJDM用のECUとの通信も安定してきました。
この段階で
緊急速報!ついにGXPA16 GRヤリスGR-FOURの純正ECU書き換えが解禁か!?
と言うブログを書くのですが、この時点ではまだECUとの通信が確立しただけで
読み出したデーターの内容や、その奥にあるトラップに関してはまったく無知です。
データーの編集を行っては車両に書き込んで・・・
コノ作業をただひたすらに繰り返して行くのですが
続報!GXPA16 GRヤリスGR-FOUR ECUチューンの進捗情報!
本人的にはまだ楽勝モードだと思い込んでます。
この後、データー編集に失敗して、エンジン掛からなくなり
不動になったGRヤリスを積車に載せて、ディーラーへの往復を繰り返す事になります。
自分が持っているツールだけでは
GRヤリスのECUは新品装着後のキャリブレーションが出来ない事を知り
GXPA16 GRヤリス GR-FOUR ECUチューンは色々なツールが必要に・・・。
こんな内容を書いた事もありましたね。笑
新品ECU3つ買って、今は残り1個・・・2つは壊したって事になります。
このブログを書いてる頃は
GRヤリス以外のECUチューンも進行中!GGH30W アルファード等々!!
ECU書き換えても、パワーが上がらない!って時ですね。
かなり嫌気がさしていて、GRヤリスを見たくなくなりつつあった時かと。
ダイナパックも占有出来る訳では無いので、お客さんのクルマが降りる時を垣間見て
GW前の駆け込み需要!ECUチューンてんこ盛り!!GRヤリスもだいぶまとまって来ました!!!
載せて降ろしてを繰り返しつつ、なんとなく方向性が見えて来たのが、この頃でしょうか。
実走行で走り込んで、連日連夜テストコースに赴き
ゴルフ7 GTI ダイナパックECU現車セッティング完了 GrヤリスECU実走行セッティング中
こんな事、書いてましたけど、内心だいぶ追い詰められてました。
ダイナパックでセッティングしたゴルフ7の出来がかなり良くて
それに比べたデモカーヤリスが遅くて遅くて・・・。
それでも、まあ、飽きずに色々とやっていると、なんとなく方向性ってのが見えてきます。
あれ?このマップを弄ると、ここでブーストが安定するんだ・・・見たいな。
っで、かなりのパワーアップが体感出来たので
GXPA16 GRヤリス GR-FOUR ECUチューン まずはテストデーターでのパワーチェック!
まあ、コレなら何とか体感出来るかな!?と言う結果。
そして
GW終了と言う事でGRヤリスのECUチューン モニター募集参加の皆さんへデリバリー開始!
ECUモニターの募集を募る事になって行くわけです。
最初は10台のみのモニター施工と決めていたのですが、デモカー以外に施工して見たら
出るわ出るわ、異なるROM-ID・・・
っで
GXPA16 GRヤリス ECUチューン モニター追加募集5台!
こうなる訳です。
この時は既に
こんな感じのトルク&パワーになるデーターをモニター車両にはインストールしていまして
GXPA16 GRヤリス ECUチューン!STEP1(仮称)は321PS トルク46.3k!
その後の施工者(車)からのご好評に繋がって行くわけです。
すでに様々な使用条件のオーナーの皆さんにお試し頂き
STEP1(仮称)としてはそれなりの実績を出しています。
実際にGRヤリスのデモカーを所有し、サーキットでのタイムアタックを実施。
今の所GRヤリスではトップタイムを出していますので
ECUだけでなく様々な情報を収集出来ています。
(このタイムはECUノーマル状態での数字なので、今シーズンはもう少し伸びるはず!)
ブログに書かない様な細かい事も、自分のこの頭の中にはぎっしり詰まっているので
お問い合わせ頂ければ、お答えできる範囲で、GRヤリスの事、お伝えしてます。
それにGRヤリスのECUチューンを行って下さった方には
その後のLINEで様々な情報やGRヤリス乗りだから知りたいノウハウを配信してます。
これらの配信を見て
「やっぱりビークルフィールドさんでECUチューンして良かったです。」
って言って下さった方、大勢いらっしゃいます。
定価25万には25万の意味がありますよ。
さて、デモカーのGRヤリスは今、SARDのチタンマフラーに
レボリューション製のキャタライザーを組み合わせ
EVENTURI製のインテークを装着した上で当店ECUチューンSTEP1(仮称)をインストールしてますが
7月9日に行われる、RS.TAKEDAさんでの走行会の後、本格的にSTEP2の開発に移行して行きます。
STEP2では組み合わせた排気系パーツやインテーク、それに今後導入する
HKS製のインタークーラーの容量をカツカツまで使い倒したデーターにしたいと思ってます。
なので現状の仕様での試乗がしたい方は是非、RS.TAKEDAさんの走行会に御参加下さい!
当日は浅田本人も現場に赴きます!