ECUチューンのご依頼で
GGH30W後期のアルファードが入庫しました。
早速ECU内のROM-IDをチェックすると
これまた未知の番号でした・・・。
すべてを読み込んで、1から解析する必要があります。
いままで数十台のGGH30W後期のECUを読んできましたが
なんで どれもこれも全部ROMの種類が違うんですかね!?
都度、データーの解析からやらなきゃいけないんで、かなり面倒です。
なので、日帰りとかは、まず無理です。
平日で2.3日は預かる事になりますので
アルファードオーナーでECUチューンを検討されている方、ご理解ください。
モデルチェンジをしなくても
異例の販売台数を誇るGGH30&35Wアルファード。
今回の車両も、やっぱりエグゼクティブ ラウンジ仕様でした。
通販で
対応したのはYEA1S エスクードターボのECUです。
ZC33Sと似ていますが、燃料がレギュラー仕様だったり
タービンのアクチュエーターが正圧式だったりと細かい部分が違います。
過去にZC33Sのデーターを完コピした物をYEA1Sに入れてるのを見つけましたが
流石にそれじゃ、ブースト掛からないでしょ・・・みたいな。
今回はハイオク仕様のSTEP2をインストールしてお返しです。
GRヤリスはECUの内部構造が特殊なんで、海外のチューナーも苦労してますね。
シャーシダイナモを回してる時はパワー出るんですが
「やったー!」
って、すぐに降ろして試運転に行くと、全開で走れば走るほどパワーが純正に戻って行きます。
「?」
って思ってシャーシダイナモにもう一度載せてパワーを測ると・・・落ちてます。
うちの店でも、この症状、経験済みです。
DENSO製のECU、今回はマイコンが〇〇〇。
GR86にも同じECUが使われている様ですが、これをクリアしないと
幾らROMデーターを編集しても、パワーが落ちますね。
国内では、どれくらいのショップさんがGRヤリスのECUに着手しているか分かりませんが
TOYOTA直径のレース屋さんは、すでにECUが触れていると聞いているので
ショップが手探りで弄ってるのを見て
「頑張れ~」
って思ってるのか
「諦めろ!」
と思っているのか・・・。笑
感覚的にはあとちょっと!って言う所まで来ていると思うんですけどね~
いや、そう思いたいだけなのかも・・・。