今週2台目のダイナパック LOTUS EXIGE350SPORT!トラブルを乗り越えて!!

先日のブログで予告したように、今週は3台のクルマをダイナパックに載せます。

 

1台目はR35 GT-R NISMO MY2014で

ひとまずはパワーとLOGチェックだけの予定でしたが

オーナーに許可を得て、セッティングまで行いました。

 

そして2台目はロータス エキシージ 350スポーツです。

 

ロータスのエリーゼやエキシージに関しては

ECUチューンの履歴も豊富でして、たくさんのオーナーからご好評を頂いています。

 

先日ECUチューンした

こちらのエキシージオーナーからは

こんにちは、今日〇〇ツーリングで〇〇町行ってきました。

気温も最適だと思いmax430ふるに楽しめました。

熱ダレも感じなくなりスムーズに7,000回転まで力を伴い回ってくれました。

トンネル内でのマフラーの音も良くなりました。

(途中割愛)

いい仕事をしていただき感謝です。

とのお言葉を頂いています。

 

こちらのエリーゼのオーナーは

以前ストリートでのインプレッションをフィードバックして下さったのですが

今回はサーキットを走行された様で

浅田様

予定通りセントラルサーキットにてスポーツ走行体験して来ましたので、その雑感ですが、
まずは、やはり4~7000rpm時のエンジンの力強さが実感され、スピード感もけっこう感じ
られて、間延び感も無くほど良い緊張感で走行できてとても良かったです。
(一般公道で速く感じられてもサーキットでは物足りない場合があるので)

周回途中の前走車に、たまたまノーマルと思しきケイマンGT4とエキシージ350Sがいたので、
動力性能の比較ができるかと、最終コーナー立上がりからストレート加速で並走してみましたが、
流石に350Sは頭一つ抜けるものの、GT4も負けずほぼ同位置で、その後ろの自車もほぼ同速
で、そう離れずに着いて行けたので、やはり加速は4秒前半台で走れるものと思われます。

同型車220Sとの比較も少し出来ましたが、そこは明らかな差がありました、当然でしょうけど。

(一部割愛)

と言う好評を寄せて下さいました。

 

ロータスオーナーの皆様、いつも暖かいお言葉、ありがとうございます。

こう言ったフィードバックが全国のロータスオーナーにジワジワと広がっているのか

今回のEXIGEは遠方の九州から陸送にて入庫した車両です。

 

お電話でお話ししたものの実際に会った事のない自分を信用して頂き

ECUセッティングを請けさせて頂きました。

 

まずは入庫時の状況確認と言う事で

LOGを取得する為の配線や

空燃比計を設置して

デフォルトの状態で何かおかしなことになっていないかを確認します。

毎度の事ですが、ロータスはミッドシップ故ダイナパックを回すまでに色々と設置が大変です・・・。

 

出てきたグラフは

390ps トルクは49k前後!

ノーマル車両としてはかなりのパワーが出ている個体だと思います。

 

これは気合入れてセッティングしないと!っと思って

端末を繋げると

またまたnot foundの文字が・・・。

これが後々大きなトラブルに繋がるのですが、この時はまだそんな事知る由もなく。

 

ECU基盤からデーターを読むべく

ECUを取り外したのですが

ん・・・?

貼ってあるシールとさっき読んだID、違ってない?

まあ、日本仕様のLOTUSでは良くあることなので・・・。

「でも、Pで始まるIDってLOTUSでは初めてだよな~」

この辺りで若干の不安がよぎりますが

いつもの様にデーターを読み込み・・・

出来ない!

 

PCとの通信がNGなのかとUSB繋ぎ直したり

ソフトのアップデートが調子悪いのかと再起動させたりと

色々とパターンを変えて10回ほど試しましたが、ダメなものはダメ。

 

ん~、書き込んであるデーターに不具合ある??

 

オーナーに過去のECU書換履歴を問いますが、恐らく無いとの事。

 

小一時間ほど悩んで見ましたが、解決の糸口が見えなかったので番外編にて対応

今までで実績のあるノーマルデーターを上書きして

イモビのデーターとか色々と帳尻を合わせた上で

再度VFRオリジナルパワーゲート3と通信させ

めでたくReading Completed!

 

元々のデーターに何らかの瑕疵があったのか、LOTUSさんのプロテクト!?

いやいや今までLOTUSのECUでプロテクトなんて掛かってた試しがないし

構造的に多分掛けれないと思います、

現状でこれだ!と言う原因解決には至ってませんが

出来ない事にグズグズ言ってても先に進みませんので今回は強硬手段を断行です。

 

データーチェンジさえできれば、EXIGEのセッティングデーターはふんだんにありますので

サーキット等周回コースでの使用も視野に入れたセッティングデーターにて

434ps トルク53.3k。

これでも十分に速いと思いますが、今回は色々とあってオーナーさんもドキドキしたと思い

もう一段落上を行くデーターも作って

2種類のデーターを端末にインストール。

MaxPowerはその名の通り5000rpm以降のパワー感を重視したデーターで

451ps トルク55kを発揮します。

 

ん~、このクルマ、ブーストアッププーリー付けてないんですけど・・・。

450psオーバーって、過去最高の当たりエンジン?

そもそも入庫時に390ps出てましたからね。

 

ダイナパックから降ろして

今度は実走行にて

各データーでのノーマルモード、スポーツモード、レースモードを確認して行ったのですが

この車体恐ろしいほど速いです。

 

ブーストアッププーリーとか付けて、リセッティングしたら

どこまでパワーアップしちゃうのか試したくも無くは無いのですが・・・

それはまた別の機会に。

 

今週2台目のダイナパックセッティング、LOTUS EXIGE 350SPORT

セッティング完了です。