ZC33S スイフトスポーツのECUチューンは第2世代に突入ですね。

当店では、発売直後からZC33S スイフトスポーツを注文しデモカーとして導入しました。

メーカーから納車を早めて頂くと言う忖度もなく

注文してから納車までかなりの日数を要したので

納車されるまでの間はスイスポと同じK14Cエンジンを積む

YEA1S エスクードのECUチューンを行う事で

BOSCH製ECUにて制御されるK14Cと言うエンジンがどういう物かを探っていました。

 

納車後間もないイベントでは

まだホイルすら替えていないスイスポに開発途中のECUデーターを入れて

あーでもない、こーでもないと言っていたのが懐かしいです。

 

ダイナパックに載せてパワーチェックを始めて見たものの

SUZUKIが採用したBOSCH製ECUのLOGが取れる機材が無く

海外製のロガーを買って見たり、ダイナパックのバージョンアップをして

OBDからデーターが読めないか試したのを覚えています。

 

とにかくBOSCHのECUがどんな制御値を吐き出すのか

あらゆる手段を使って情報を掻き集めましたが

そもそも手掛けている人(チューナー)が皆無で、すべてが手探り状態でしたね。

 

なんとか発売できるかな~と言うレベルにまでダイナパック上では持って行けるのですが

実走行テストをすると、ESPエラー発症!と言う落とし穴にもハマりましたね。

 

世の中のセッティング屋さんはZC33Sのこの手のエラーに

去年(2021年)の夏ごろにブチ当たり、右往左往してましたが

当店は2018年の梅雨時期にはこのトラブルと対峙していた訳です。

去年に一大ブームを巻き起こしたZC33SのECUトラブル問題(笑)最中でも

「あ~、アレね。」

って言って笑ってられたのは、すでに数年前に対峙済みだったからなんです。

 

最終的にはスピードリミッターカットのみのStep0

フワッとした体感が可能でリーズナブルなStep1

ハッキリとした体感が欲しい人向けのStep2

HKS製のマフラーへの交換を必須としたStep3

そして純正タービンの限界ギリギリ(当時は)を狙ったStep4

これら5種類のECUラインナップにて、当店オリジナルのZC33S スイフトスポーツ用ECUを発売しました。

今までの一番人気はHKS製SPEC-L(後にSPEC-LⅡ)マフラーに交換した上での

Step3が断トツですね。

延べ300台近いZC33SにECUチューンを施しましたが200台以上はStep3だと思います。

マフラーとプラグを交換しなければいけないと言う条件はあるのですが

その効果の差異は、純正ECUの比では無く、明らかなパワーアップと

低速域での圧倒的なトルク感を体感出来、そのほとんどが口コミで広がって行きました。

 

そもそも、うちのお店、雑誌やネットに広告と言う物を出しません。

(ブログその物がネットへの広告でしょって言われれば、返す言葉もありませんが、ここでいう広告とはお金を払って掲載してもらうヤツです。)

忖度だらけのメディアが嫌いと言う面もありますが

このご時世、広告出してお客が来るほど、各ユーザーさんはバカじゃないと思うんです。

雑誌やメディアで露出の多いパーツはそれなりの仕込みがなされています。

より多くのパーツを売るにあたって仕込みが必要なのはよくわかるので

それそのものを否定するつもりはありません。

けど、ユーザーさんは、いまやネットで、良くも悪くも

とんでもない量の情報が手に入り、実際に手に入れてます。

 

ヤフオクで中古で出品されているパーツを調べて

ヤフオクで売りに出される→最初に買った人はなぜ売るの?→考えれば3秒で分かる。

みたいな情報収集をしたり、オーナーズクラブに加入して生の声を読んだりと

メーカーやショップ以上に愛車に対しての情報を手にしています。

広告を見て、それに飛びつくなんて人は ほとんどいないと思うんです。

 

っで、話を元に戻して、当店のECUは ほとんどが口コミで広がって行ったと言う点。

口コミって無料で広げられる、最大の広告なんですよね~。

見た事も無い第3者が語る

「良いですよ~凄いですよ~」

と言うあふれ出る情報よりも、実際にZC33Sに乗っている人が言う

「〇〇のECU、気持ちよく速くなるよ。」

って言う一言の方が、効くんです。

 

更に類は友を・・・じゃないのですが

口コミで伝播していく人は、往々にして同じ様な性格のユーザーに伝わるので

良い物にはちゃんとした対価を払うと言う

良識のある方々に当店のECUを紹介して頂けました。

 

なんでもかんでも値切りをする、それがある意味当たり前と思っている人も居る様ですが

ECUチューンの価格や工賃を値切るって事は、試してもいないのに

お前の技術はこの対価に見合ってない

と言うのと同じなんです。

そんな事言うなら、他店に行って下さい。ってなりますよね。

 

そう言う方々には、残念ですがご遠慮して頂く事で

結果としてStep0やStep1では無く、Step2以上が大半を占め

1番人気がStep3と言う販売結果になっている訳です。

 

っが、ここに来て、Step3が1番人気では無くなってきました!

Step3が思う程、売れなくなってきたんです!!

なので、Step3を値下げ・・・

なんて事、言う訳ありませんし、する訳もありません。

現状の現実として、Step3ではなく

ハイブーストアップ仕様の人気が高まり、施工数もどんどん伸びているんです。

この部分がタイトルに書いた第二世代突入と言う部分です。

 

リンク先でも説明していますが、ZC33S スイフトスポーツのハイブーストアップ仕様とは

単純なECUチューンだけでは無く

データーを変更する事でブーストを上げると言う特殊なブーストコントローラーを併用し

Step3以上のパワーとトルクを

引き出しつつも、不要な際は

ブーストコントローラーをバイパスさせることでLOWパワーモードでも走行可能と言う

2車択一的なECUチューンです。

 

この仕様を実現する為には

レーシングプラグとHKSのSPEC-LⅡもしくはそれ以上の排気効率を持つマフラーへの交換

そしてHKSのパワーエディターと言うブーストコントローラーを準備する必要があります。

ブーストコントローラーとECUにそれぞれ専用のデーターをインストールして完成するのですが

なんと、2月入荷予定だったSPEC-LⅡマフラーが

珍しくも、前倒しされて納品されました。しかも2本。

 

さらに

パワーエディターも、店頭在庫2個のみ。

この次の納期は知りません。笑

 

プラグは常時数台分確保してますので

これでハイブーストアップ仕様が納期を待たずして2台は造れると言う事です。

 

あの~全部やると安くはないです。

40万超えます。

HKSさん、マフラーもパワーエディターも値上げしたんで・・・。

去年までは40万は掛からなかったんですけど、今年からは40万超えです。

でも、その価格の価値は十分に納得して頂けると自負するのがハイブーストアップ仕様です。

 

店頭在庫2個分はもちろん早い者勝ちです。

店頭在庫完売です。

 

在庫分が無くなっても、商品注文を行い、納品を待つことは可能です。

でもSPEC-LⅡマフラー、常にメーカー欠品状態です。

新たに頼んでも、納期は2~3か月後ぐらいです。

 

 

 

現在、ここで紹介したデーターは一部変更しています。

詳しくはこちらをご覧ください。