デモカーZC33Sスイフトスポーツ RevLimiter変更!実走テスト編

タービン交換後のダイナパックでのセッティングが終わったデモカーのZC33Sですが

数日を掛けて実走行での、細かい煮詰めや役目の分かり難いMAPの解析をしていました。

まずはハイウェイでのテストで

このマップなんだろうと言う数値をテストして見ましたが

弄りすぎると

コラっと怒られて、エンジンチェックランプとESP警告が点灯します。

コードを読み取ると

P0607と言うもので整備書を見るとECUその物の故障…もしくは接触不良となっています。

 

該当マップの数値をノーマルに戻すとチェックランプは点灯しないので

明らかにECUデーターが関係していますが

何がいけないのかをエラーコードとして教えてくれないので

これもBOSCH製ECUの陰謀だと思われます。

 

ただ、このマップはパワーやトルクアップに直結する様で

数字を挙げて行くとパワー感もレスポンスも非常に良くなるので

怒られない程度がどこまでを探りながらなんども書き換えを繰り返してゆきます。

 

そして今度はプラグ交換です。

一時的にHKSのプラグを試した時もありましたが

冷間時に失火しまくるので、一度純正に戻していた物を

今度は規格が同じになるNGKのプラグを使い、番手を上げました。

レーシングプラグなので

こんな感じです。

純正プラグで発症していた連続高負荷での失火感がなくなったので

やはりタービン交換車にはプラグ交換が必要の様です。

高回転までキレイに回る様になると、やはり変更したくなるのがRevLimiterですね。

 

純正では

タコメーターのRevが6400rpmであるかのような表記になってますが

実際は6000rpmでリミッターが介入します。

1速に限っては5000rpm付近からリミッターが効き始めるので

折角気持ちよく回る様になったエンジンの本領が発揮出来ません。

 

前々からRevLimiterのアドレスを探していましたが

なかなかすべてを見つけきることが出来ずに苦戦していました。

っが

ようやくすべてのアドレスを見つけだして6000rpmを超えて回る様になりました!

 

更に

テストは一般道での扱いやすさの確認に移行して行き

パワーが出ていてもギクシャクする部分が出ない様に、細かい部分を補正して見ました。

 

低速トルクを生かした走りをすると、街乗りは2速スタートの4速6速シフトで十分走行出来ますよ。

大げさな表現ではなく、実際にHKSの営業担当にも試運転してもらいましたが

「これで本当にタービンを交換してあるんですか?」

と言わせるような低速トルクを発揮させています。

 

データー1か所変更するだけで

ECUを取り外して基盤を剥き出しにして…を繰り返さなければいけないので

リアルタイムに書き換えができるフルコンに比べると30倍ぐらいの時間が掛かりましたが

この走りを実現する為だったと思えば、苦労も忘れる出来になっています。

 

燃料系や吸気系の交換が一切要らないタービン交換車両なんて

今までの経験上無かったと思うのですが

(デモカーはマフラー交換してますが、ノーマルマフラーでも大丈夫です。)

それでもネガな部分は一切感じない出来上がりです。

手前みその自画自賛にはなりますが、それほどの出来栄えです。

 

興味のある方、是非試乗して見て下さい。