1月終盤に納車されたNEWデモカーのZC33S スイフトスポーツですが
とにかく乗ってる時間が無くて、慣らし運転が全然進みません・・・。
そこで
ECUのセッティングをする前に、ダイナパックで慣らし運転を強行しました。
これなら一度セットしてしまえば、他の作業をしながらでも進んで行きますからね。
1日ほどほかって置いたら、希望距離に到達したんで
ブーストなどを確認しながら、パワーチェック
最近のSUZUKI車はアルトワークスも含め、パワーに関してはかなり優秀ですね。
TCF(係数)が1.00のままでもカタログ馬力の140psに迫る135psでした。
国産の他メーカーさんも、ここは見習って頂きたいですね。
輸入車のほとんどは係数が1.00でもカタログ馬力と同等か若干上回る結果が出ますが
国産車のほとんどは1.15倍から1.25倍してあげないとカタログの数値に届きません。
完成したエンジンを1台ずつベンチチェックしていると言うR35 GT-Rですら
係数を1.15にしないとカタログ馬力に届かないのは周知の事実です。
ノーマルでのパワーチェックが終わったら
ECUを取り外すためにワイパー下のアッパーカウルを取り外し
ECUケースごと外すと、ECU本体を固定している4本のボルトが外れます。
エンジンルーム内にあるECUを取り外すのにワイパーを外したのは初めてです・・・。
ECU取り外したら(スズキ的にはECMと呼ぶらしいです。)専用の特殊工具を使って
ECUを2枚おろしに捌きます。(ちなみにR35のMT-CPUは3枚におろす必要がありました。)
捌き始めるポイントが分からずに力任せに開こうとすると
基盤 割れます! 割った人 知ってます!! (笑)
マイコンの端子に直接アプローチして
ようやくデーターの吸出しが可能になるのですが、ここまでの道のりが長いです。
これはデモカーだけの操作ではなく、ECU書換する車両個々に必要となる作業なので
OBD端子からデーター書き換えができる車種に比べると、ECUセッティングの料金は上げざるを得ません。
当然データーの書き込み時も同じ作業が必要になるので
データーを10個試そうと思えば上記の作業×10
100個試そうと思えば×100の作業が必要になる訳で・・・
現車合わせセッティングの価格も ある程度は上げざるを得ないのはご理解いただけると思います。
データーの吸出しが終わり、内容を確認して見ると
以前セッティングしたエスクードに比べ、結構攻めたデーターなんですね。
もともとハイオク仕様なので当然と言えば当然ですが。
さて、どこまで行けるかは分かりませんが頑張ってセッティングしてみます。