エンジンOHの相談を受け、各部品が大方廃版だったことから
OHではなく
「新し目の3S-GTEに載せ替えてしまってはどうでしょう?」
と安易に言ってしまったのが事の始まりでした・・・。
普通なら3型の3S-GTEとかST205の3S-GTEを積むのでしょうが
そんなの、どこのショップだって出来る仕事なんで
どうせ新しくするなら、3S-GTE最終型となる
ST246型カルディナGTに積まれていたエンジンを載せようと
同じ3S-GTEなら、ECUさえなんとかすれば、積めるでしょって思っていたのですが
旧いエンジン降ろして、カルディナエンジンと見比べると
ここも あそこも って言うか そもそもヘッドが違うやん!
って事になり、色んな物をワンオフで造ったり加工したりして
ようやく形になったのですが、想像していたより25倍ぐらい大変でした。笑
なんとかLINK G4X ST205用プラグインを使ってエンジン始動に至り
いよいよダイナパックに載せられた訳ですが
ECUのあるトランクは、まだまだカオスな状態です・・・。
ひとまず低負荷域のデーターをなんとなく合わせ込んで
ブーストはイニシャルのままダイナパックを回します。
こんな感じのブーストで
こんな感じまでパワー、上がりました。
2型のSW20から考えれば、これでも十分かもしれませんが
そんなんじゃカルディナエンジン載せた意味がありません!
ブーストを1.0k弱まで掛けて、セッティングを進め
315ps トルク40.1kを
記録!
3000rpmで36kほどのトルクを発揮し3300rpmでフルトルクの40.1kは
2型SW20では考えられない様な図太い走りを可能とします!
いや~、こう言う結果を目の当たりにすると、今までの苦労が報われますね。
ダイナから降ろして、実走行に移行しようとしたら
んっ?お漏らしの跡・・・?
下廻りを覗いてみると
リアエンジンからフロントラジエターにLLCを送る銅管から漏れてました。
まあ、年式的にはしょうがない部分かと。
まだ部品が出るだけマシだと考えて
エンジンルーム周りをまとめてます。
現状の問題点は残り2つ
プラグコード点火からダイレクトシーケンシャル点火に替えた事でタコメーターが回らない事と
今さっきのLLC漏れです。
LINKからの回転信号で純正タコメーターを回すべく
タコアンプなる物を試して見ましたが、これじゃ電力が足りないみたい。
社外のタコメーターを装着するのも一つの選択肢ですが
出来れば純正タコのが見た目にスッキリするのでね。
もうひと踏ん張りして見ます。