当店の人気二大車種 スイフトスポーツとGRヤリス!やっとヤリス用Step3の着地点が見えてきました!!

昨日のブログでは石川県からの黄色いZC33S スイフトスポーツ

紹介しましたが、今日はオレンジ色の

スイスポが地元の名古屋から来店して下さいました。

 

Step3施工の為

まずはプラグをNGKレーシングに替えてから

ECUデーターのバックアップを取った後にチューニングデーターをインストール。

 

安心、安定の試運転後

納車させて頂きました。

 

今でも圧倒的に施工数が多いのはStep2ですが、Step3もそれに迫る勢いです。

プラグ交換や指定マフラーへの交換が必須となりますが

トータルで考えた時のパワーの出ている時間が長いので

Step2では物足りなくなってしまった人にでも満足して頂けると思います。

 

そしてこのStep3が、GRヤリスでは発売されないのですか?

と言う問い合わせが、ここに来て多数届いております。

 

ハイカムと強化バルブスプリングを組んだ仕様のエンジンにて

夏休み前に376ps トルク57.2kを奇跡の1本的に記録しましたが

相変わらずデモカーのGRヤリスはダイナパックに載せたままでして

夏休み中~夏休み後としつこくECUセッティングを

進めてました。

気温が下がっても、湿度がやべ~よ!と言う日や

湿度は下がったけど気温が上がっちゃったよ・・・と言う日もあり

なかなかパワーを絞り出すには良い条件とは言えませんが

370psは平均的に超えれるようになり、奇跡の1本ではなくなりました。

ダイナパックも100本ほど全開で回してますが

エラーは皆無なのでトラブルは回避出来ていると思います。

 

下手な鉄砲も数打ちゃ当たる・・・じゃないですが

最初は方向性の分からなかったMAPも、何度も何度も何度も書き換えて

パワーチェックを重ねると、色んな事が見えてきます。

実走行では よほど体感できないような数馬力の差も、積み重ねて行けば10馬力の差になり

それが15馬力の上積みになれば、体感も出来る訳でして・・・。

 

飽くことなく、しつこく、ネチっこく重箱の隅を突き続ける事が出来るか?

これがセッティングの極意です。

 

今回はVVTIの数値をあーでもない、こーでも無いと捏ね繰り回しまして

Step3ハイカムVerは385psをある程度 継続的に記録出来るようになりました。

重ねてあるのはオレンジ色点線でStep2Gen2

細めの水色は前回の奇跡の1本です。

そして太めの水色とピンクが385psを連続して出力した際のグラフ

 

これには大きな意味があります。

以前のブログで385psで4WDシステムエラーが出てお蔵入りと言う文言を書いたことがありました。

赤枠の部分ですが明らかにグラフがおかしくなってますよね。

っが、今回385psを複数回なぞっても4WDシステムエラーは出ませんでした。

 

詳しくは書けませんが要求トルクと実トルクの差異を極力小さくするようにして

一番トルクが乗った直後で敢えてトルクを制御するような形を取ると

ダイナパック上では4WDシステムエラーは発症しませんでした。

 

もちろん実走行でのテストは必要だと思いますが

ダイナパックで385psを記録した途端エラーが出た時と比べれば

なにもかもが上向いていると思います。

 

奇跡の1本では無いと言う意味も込めて385psグラフを重ねてますが、385psを保証するわけではありません。

走行状況やECUに蓄積されたデーターによってはパワーは変動します。

当店のブログの読者であれば、もう説明の必要はありませんね。

一人病みとか一人病みかけとかノック補正学習値がおかしいとか

まぁ本当に色んな事が起きます、GRヤリスは・・・。

 

見やすくするためにピンクの線を除去するとこんな感じです。

このグラフは前回の奇跡の1本を水色の点線で(実線だと重なってしまって見難いので)

Step2Gen2をオレンジの実線で描いています。

 

ここに旧規格のStep2を重ねると

雲泥の差ですね。

この旧Step2グラフを記録したのが去年の11月1日なので、1年経たずして

ECUチューンはここまで進歩しました。

 

ただ、これらのパワーチェックはハイカム仕様でのStep3ですので

ノーマルカムVerの臨床試験?はこれからです。

っが既に先行インストールの予約は頂いていますので

早い段階でStep3ノーマルカムVerも仕上がってくると思います。

 

今のこのクソ暑いときにトラブルなく385psを発揮できれば

気温が下がり湿度も下がれば、エンジンにとってネガな部分は少なくなるはずです。

 

この夏のこの湿度で記録したこのグラフ

自画自賛、手前味噌全開ですが、よくまあここまでネチっこく続けれたわねっと

夏休み中以降の自分をちょっとだけ誉めてやりたいです。