GZ20 ソアラ電装系トラブルシュート&ポルシェ996型991の点検

昨日のブログの終わりに出てきた

この

2台。

 

まずは996型ポルシェ911は、継続車検を踏まえた総合的な点検を行ったのですが

やはり20年以上も前の輸入車と言う事で

一筋縄では

行かないようで

ブーツ破れ各部オイル漏れが多々発見されてしまいました。

 

保安基準に適合させなければ行けない部位まで合わせると

かなりの金額が必要になるので、一度オーナーに車両を戻して

今後を検討してもらいます。

 

少し前に全塗装が完了して、納車済だった

GZ20は、納車後

「ドアミラーの格納が出来ないのと、キーLOCKでメーター類が点灯する時がある。」

と言う事でトラブルシュートの依頼にて再入庫しました。

 

ドアミラーに関しては、整備書を見ながら

怪しい部分を探って行くと

コイツを発見。

白丸の部分、切れてはいないのですが微妙に接触不良を起こしてます。

ヒューズを新品にしたら、キチンとした回路が成立しました。

 

キーLOCKでの逆起伝流を調べていると、純正FOGランプのヒューズがわざと抜いてあるのを発見

ヒューズを挿すと、とりあえずFOGは点灯しますが

スイッチの何度もON-OFFさせるとバシっと言ってヒューズが切れます。

 

ヒューズから配線を辿っていくと

彼が居ました。

もう逝ってますよね・・・。外観からしても。

 

ベース電流とコレクター電流の遮断が上手く出来ないようで

何回かカチカチ動くと、電流が逆流するようで・・・。

 

こちらも

今風のリレーに替えた所、FOGランプもずっと点灯していて

キーLOCKでのメーターが一瞬ピカって光るのも直りました。

 

古い車両にはそれなりの罠が仕掛けられています。

罠を見つける嗅覚と見つけた際の処理の方法が分からないといけませんね。