GGH20W ヴェルファイア S/C不具合やサードシート不具合修理

工場内の画像を載せたブログにて、その後姿が写っていた

GGH20W ヴェルファイアは、過給の出来なくなったスーパーチャージャーの修理

跳ね上げの出来なくなったサードシートの修理

そしてATFの圧送交換にて入庫して頂いた車両です。

 

サードシートの件は前日のブログでもサラっと触れていますが

入庫時はたたんだあとの

ハネ上げが出来ずに途中で止まってしまう状態でした。

ヒンジ部分のカバーを外して見てみると

どう見ても不自然なボルトが・・・。

察するに前オーナーはサードシートを外して乗っていて

売却する際にシートを戻そうとしたものの上手く装着することが出来ず。

もしくはシートを渡された業者さんが上手く装着出来ず・・・みたいな感じでしょうか?

 

ハネ上げを行うには

サードシートのスライド位置も決まっていて

マーキングを合わせないと出来ないのですが

左側のシートは

この位置じゃ無いとハネ上げ出来ないと言うなぞの現象も。

 

分解図や整備書、展開図を読み漁って見ても

こんなボルト使ってないんです。

シートの位置決めをするためのボルト穴にボルトを挿入したままにしてるんですね。

ボルトが最後まで入らない段階でおかしいとは思わなかったんでしょうか?

 

この部分がストッパーになってしまってヒンジの可動角度が制限され

ハネ上げが最後まで出来ないと言う症状でした。

 

ヒンジもシート側の固定金具もすべて曲がって湾曲してしまっていたので

バラッバラに分解して交換できる部分は交換し

出来ない部分は鈑金修正して

ようやくまともな角度でハネ上げ可能な状態に!

裏側から見た

ヒンジや金具の角度もGOODです!!

 

スーパーチャージャーの不具合は

スーパーチャージャー本体の不具合の為

NG品を撤去し

新品を装着。この際に絶対にやってはいけない事があるんですが

あまり詳しくない人はなぜかそれを試したがるんですよね~。

説明書を見ればハッキリ書いてありますが

なぜか大多数の人が〇〇〇させて寿命を一気に短くしてます。

 

S/C交換後は

元通りに組み上げた上で

トランクションフルードも新品にします。

 

スーパーチャージャーの交換後は

ATFの圧送交換をして

こんな感じのATFが

ここまでキレイになりました。

 

ATF交換後の違いですか?

無い訳無いです!