OS技研によるLSDの研修を受けてきました。

今週始めの話にはなりますが

午前3時に店を出発して、岡山県のOS技研さんにお邪魔して来ました。

LSDのテクニカルショップになる研修を受ける為です。

到着予想は8時前でしたが、途中休憩や朝食をとった事もあり9時半ごろに到着。

 

不要不急・・・?

んなもん、必要大至急に決まっとります。

 

スーパーロックLSDの構造や仕様変更の方法を

実際にLSDを使って教えてもらい

いかに他メーカーと一線を画す商品なのかを改めて理解しました。

 

カットモデルを前に、まず思い出したのが

その昔”回転速度”と名乗る某雑誌社が、OSさんのスーパーロックLSDを

「クスコと同じ、内圧式」

と紹介していた件・・・。

今では事実を理解しているんだと思いますが、どこをどう見て内圧式と書いたのか・・・。

 

うちの店も回転速度さんとは色々と合って、出入りをご遠慮?(笑)して頂いています。

 

構造としては、しっかりとした外圧式でありながら

LSDとしての作動制限に至るまでのプロセスを変更し

街乗りでは全く苦にならないLSDでありながら

しっかりとしたトランクションをかなりのロングスパンで維持し続けてくれます。

 

当店でも、元デモカーだったZN6 ターボ86

初めてOS製スーパーロックLSDを装着した際

交差点を曲がってもパキパキ言わなくて

センターカム、逆に組んだか?

と一瞬、疑心暗鬼になったのを今でも覚えています。

それぐらい、街乗り領域ではネガな部分が無く、それまで使っていたLSDは一体何だったんだ?と思いました。

 

スパ西浦コースレコードを持っている黒86も

実はLSDはOS製で、スペシャル仕様にして組んでいます。

なので当時のブログには細かい事、書いていません。

 

最近もGSE21 レクサス IS350ZN6 86にOS製LSDを組んで

各オーナーから大好評を頂いています。

今後もOS製のLSD各種を積極的に販売して行きたいと思いますし

ハイエースやキャラバンNV350のOS技研 技術認定店にも名を連ねる事になったので

今後はハイエースやNV350のLSD組みつけの仕事も増えて行くと思います。

 

「工場内、写真撮影は基本的にどこを撮って頂いても大丈夫です。」

と言う言葉で始まった工場見学。

 

L28ツインカム用の加工前シリンダーヘッド

が山積みになっていたり

試作のLSDのケースがポロンと置いてあったり・・・。

自社製造とはこう言う事ですよね。

Made In Japanとはこう言う事だと思います。

 

どっかの訳の分からない国で造った部品ASSYを海外で組み立てて

最後の最後に最終組み上げだけを日本で行った物ってMade In Japanなんですかね?

まあ、最後に組み上げるならまだましか。

検印のシャチハタまで海外に用意して、まるで日本人が検品してる様な雰囲気を出させて

海外で造った物が日本では一切検品されずに

ユーザーの手元に商品が届いてしまうメーカーも・・・。

 

今日もT社さんのオイルクーラーからオイル漏れ発生と言う事で

原因を探って見たらホースそのものから

オイルがピューって噴き出していて、そのホースを切断して見たら

ゴムホース部分、極薄!!!

 

信じられないと思うのでアップしてもう1枚

左がT社製オイルクーラー付属のホース

右はキノクニさんのオイルクーラー用ホースです。

T社さんのホースにはワイヤーによる補強も入っておらず

破れるべくして破れたんだと思います。

こう言った装着後の状況をどう考えているんでしょうかね?

 

しっかりとした商品を適正価格で世に送り出す事より

安価な商品を大量に世に送り出し、一儲けできればそれでおしまい。

そう言う考え方が、残念ながらこのチューニングパーツメーカーでも横行していると思います。

 

そんな時代の中でも、しっかりとした物を造りたい

無いモノは造れ

と言うOS技研さんの企業理念には共感しかありませんでした。

 

今後も微力ながら、OS技研製の製品を世に送り出すべく

商品説明からキチンとした装着までを行って

製品に恥じないインストールを心がけて行きたいと思います。