今シーズンのタイムアタックの課題は軽量化!と言う事で
せっせと自らカーボンパーツを造り上げては組み上げていた黒86ですが
去年末のシェイクダウンにてベストは更新するも、目標タイムに届くかどうか?微妙な感じだった
黒86@ビークルフィールドが
本日タイムアタック本番の為、スパ西浦へ!
と言っても、自分は
新しいCAL-IDの為、納期が延びている後期の86 S/C車両のセッティングを行うため
基本データー作製中につき、現場に同行は出来ません。
ダイナパックを回しながら吉報を待っていると
画像が送られてきました!
53秒40!!
目標にしていた53秒888を超えて、4輪でのコースレコードを塗り替えました~
35秒888は
今までの4輪のベストタイムでして、4WDのCP9Aが2011年1月に記録した物です。
各クラスのベストが記録された日付を見ると大体平成12年以前です。
この辺りで排気騒音規制が100dbから95dbに下げられてしまい
ほとんどのタイムアタック車両がスパ西に行かなくなってしまいました。
その後、さらに最終コーナー等の縁石に洗濯板が設置されてコースカットが出来なくなり
規制前に比べるとタイムは0.8~1.0秒ぐらい遅くなりました。
なので、前回の54秒8でも規制前の旧コースだったら
54秒フラット、なんて言うことも出来るのですが
タラレバって、結局タラレバじゃないですか・・・。
今のコースで、今の排気騒音基準を満たしたうえで
4輪のコースレコードを狙う!
これが、この黒86に課せられた使命でした。
前回未完成だった
サイドステップとアンダーパネルを完成させ
クルマ全体でのダウンフォースを更に向上!
喰われるパワーはブースト上げて相殺させ、ブーストが上がった分の音量増加は
海外の航空機の技術論文にヒントを得た消音対策で無事スパ西基準をクリア!!
これらの相乗効果で前回より1秒以上のタイムアップとなる
53秒401を叩き出しました。
奇跡の一発じゃない事は2ndタイムが53秒562って事からも証明済みです。
タラレバ無しの正真正銘の4輪コースレコード!
関係各者、皆さんお疲れさまでした。
各社じゃなくて各者なのには意味があって
このクルマ、スポンサードを一切受けていないんです。
エアロはオーナーの自作
パーツはお金を出して購入し、タイヤやブレーキなどの消耗品も
すべてお金を出して購入しています!
だからボディーに一切のステッカーが無いんです!
オーナーも、うちの店もしがらみが嫌いってのもありますが
ダメなパーツをスポンサーだからってしょうがなく使うの嫌じゃないですか・・・。
でも、まあこれ以上の領域に進もうと思うと
スポンサードを受けることも必要なんでしょうね~。
今なら目立つ部分にどーんとどデカイステッカー貼れます!笑
こうなって来ると、自然と期待が高まるのが
スパ西ラジアル最速レコードホルダーのR35静音GT-R
サーキット向けブレーキパッドの装着や
タイムアタック仕様のサスペンションを
組み込んで
アライメントを調整!
ラジアル最速はどこまでその数字を縮めているのか、期待大です!!