順調に組み上げが進んでいるMY13モデルのR35用VR38DETTエンジンですが
今回使用するのは
GCGのGTX3067Rと言うボールベアリングタービンです。
デモカーのR35を使って開発したタービンで
ブーストの立ち上がりとピークパワーのバランスの取れた、とても優秀なタービンです。
ただ、コアがボールベアリングなので、ハイブーストから一気にアクセルオフをすると
オイルの供給過多による白煙吹き症状の出やすい構造なのも確かです。
そこで、今回は
オイルプレッシャーレギュレーターと言う物を使います。
通常ボールベアリングタービンを使用する際は
オイルインレットにオリフィスを入れて、オイルの供給量を制限しますが
供給される油圧はオリフィス径を小さくすればするほど高圧になります。
オイルプレッシャーレギュレーターはその油圧自体を下げてあげるもので
供給量と供給圧の両方を制限する形になります。
仕組みはフューエルプレッシャーレギュレーターと同じですので
まずはオイルをリターンする部品をワンオフで作製する必要があります。
っで、エンジンに装着
分かる人には分かる位置ですね。
ここに余剰分を流し込みます。
リターン側を造ったら、今度は供給側
オイルブロックをワンオフで削り出して、左右に振り分けます。
そこからステンメッシュホースを使い
左右のタービンにオイルを供給します。
文章と画像で完成品を説明するのは一瞬ですが
これらの部品の制作と組み上げに丸二日間掛かってます。
図面を起こして、GCGに買ってもらおうかな・・・