先日のブログでMY18モデルのNISMO GT-Rの作業を紹介しましたが
バンパーのカットとDCTFクーラーの設置が無事に終了し
ヘッドライトの点灯テスト!
リモコン一つで光量の調整やカラーチェンジ、デモモードONが操作できるので非常に便利です。
SARDからの依頼もあり、インジェクター交換とECUセッティングをするまえに
SARDのキャタライザーを付けた状態でパワーチェックをすることになり
MY18 NISMO R35をダイナパックでパワーチェック!
ブースト1.0k付近で
636ps トルク78kぐらいですした。
キャタライザー交換前のパワーデーターが無いので、正確な比較にはなりませんが
今までのR35をカタログ通りのパワーにする為にTCF1.15を採用してきたことから
NISMOのカタログパワー600PSからのパワーアップは40psほどになると思われます。
すでにこの時点で純正インジェクターの噴射率は100%オーバーで
これ以上のパワーアップはインジェクターの交換が必須となります。
自分としてはここからが腕の見せ所で
インジェクターを交換し
データー書き換え用のツールでECUデーターを変更して行くのですが
今回はこのツールも最新の物にバージョンにアップさせました。
このツール1つでデーター書き換えからログの取得、モニターまでが出来るようになり
吸い出した
データーは専用のソフトで
閲覧できるので、データー作成 チェックサム ログチェックがすべて卓上で可能です。
今まではログ取得用のPCをクルマに積み込み必要がありましたが
これからはツール1つを接続するだけでOKです。
っで、ついでに
PCそのものも、HDDを取り出して
SSD仕様にしてみたものの、2回ほどデーターの復元に失敗し
ブート読み込みのデーターが無い!
と怒られましたが、3度目の正直で無事SSDへのデーターの完全移行が完了し
すべてのシステムが復帰しました。2度目の失敗の際は少々ビビりましたが
これでPCの起動やデーターのやり取りが飛躍的に速くなり重いソフトもサクサク動きます。
新しいツールと新しいソフト、そしてSSD仕様のPCでデーターを何個も作成し
ツールを使って順番にデーターインストール&パワーチェックを繰り返して行きます。
最終的には
698ps トルク94.1kまで上昇しダイナパックでのセッティングはこれで終了です。
あと2馬力で700psでしたが、数字の為に無理させて
1800万円以上のクルマを壊す訳にも行かないので
作成したデーターの中で一番バランスの良い結果を残したデーターを採用しています。
ダイナパックから降ろして、インナーライナーやアンダーパネルを装着したら
今度は実走セッティングです。