ATから5速マニュアルミッションへの交換が進んでいるER34 スカイライン GT-Tですが
注文していた純正部品等も揃い
ミッションのフロントカバーやレリーズベアリングなどが装着された
通称 25ミッション
一般的にプッシュ式のECR33のミッションの方が人気があり
ヤフオクなどではER34の5速ミッションは安めの値段で取引されてますね。
ギヤそのものの強度ははECR33前期 〈 ECR33後期=ER34だったと記憶しているので
プル式を装着できる技術(そんなに大した業ではないですが)があれば
ER34ミッションの方がお買い得かと思われます。
ニュートラルセンサーやリバースセンサーの接続も
防水タイプのカプラーを使って接続するとプロっぽいですよね。
AT用のフライホイールは取り外され
クランクリアオイルシールが新品に打ち換えられてます。
同時にパイロットベアリングもMT用の物に変更したら
NISMOのスポーツクラッチキットを組み込んで
ミッションを車載します。
ミッション側の作業と並行して
室内側の加工も進行していますが、ATとMTではブレーキのブラケットそのものが違います。
(正確には違うパターンがある?だったっけ??)
ブラケットの生え出る角度が異なるので、MT用ブレーキをブラケットごと付けると
ブレーキペダルの位置がおかしなことになってしまいます。
ステアリングシャフトまで取り外しバルクヘッドの形状を確認しますが
やはりこの形状のバルクヘッドには、もともと付いていたAT用のブラケットの方がピタっと合いそうです。
そこでATのブラケットにMT用のペダルを組み替えるのですが
これまたブレーキセンサーの位置が違うので
センサーのスイッチ部分の受けを溶接取り付けして
キチンとセンサーが動く様に造り直してから
バルクヘッドに装着し、エンジンルーム側には
クラッチマスターシリンダーが組み付けられました。
違和感なく乗れる5速ミッション換装車を造るには
細かい違いを如何に自然ににコンバート出来るかに掛かっています。