お隣の静岡県からご来店頂いた
GGH30W 後期アルファード。
今、新車の納期があり得ないほど長かったり、受注停止のグレードも有る様で
中古車とかメチャクチャ高いそうですね。
そんな貴重なアルファードを
ECUチューンする為、まずはノーマルデーターを読み込みます。
読み込んだデーターを、過去のデーターと比較しながら
どこにどんなマップが移動しているのかを見て行きます。
解析と言うと大げさですが、オフセットリサーチとでも言うのでしょうかね?
ある程度の理解を経て、まずはスピードリミッターを変更して書き込み
エンジン掛からなくなりました・・・。
データークラッシュです。
こうなるとOBDからのデーター読み書きは拒否されますので
エンジンルーム内からECUを取り外して、卓上でリカバリー
エンジンは掛かる様になるのですが、ノーマルデーターでのリカバリーなので
当然スピードリミッターが効いてしまいます。
スピードリミッターを変更すると、エンジン掛からない→リカバリー
この作業を5.6回繰り返し、なんかコレ、ツール側の問題?ってなって
イタリアから届いたばかりのNewTOOLも引っ張り出して見ました。
ん~、読み込み出来たけど、やっぱりチェックサムがズレてる。
これ、データーと編集ソフトの相性と言うか
チェックサム計算をどのタイミングで行うかの違いだよな~
って事で、ソフト側でチェックサム計算をさせる方向にチェンジさせると
無事スピードリミッターが切れたデーターを書き込んでも大丈夫なようになりました。
アハっ、今までこんな事なかったのに、なぜ?
まあ、また一つ賢くなったと言う事で良しとしましょう。
リフト上で空回しすると
各ユニットに色んなエラーが入るので
一括消去して、再検索
エラーがすべて消えている事を確認して、試運転へ!
スピードリミッターだけじゃ無く、他の部分もECUチューンの効果が出ている事を確認し
ECUチューン、完成です。
はぁ~、今回はハマった・・・。