たまには私事を・・・。本日9月26日は結婚記念日、24周年です。

昨年の今日も、結婚記念日に関して少しだけ記事を書きました

もう1年経ってしまいました。

 

毎年毎年1年の感じ方が短くなるのは、今まで過ごしてきた年数分の1になるからだそうです。

 

例えば1歳児は1年経っても1/1なので、人生に占める1年間が半分となりますが

20歳にとっての1年は1/20、30歳なら1/30と、1年間が占める割合がどんどんと少なくなります。

昭和51年式、46年落ちの自分にとっては1/46と言う事で、1年間は人生の2.1%にしかすぎません。

 

自分の人生が長くなればなるほど、1年間を短く感じる様になるそうです。

これを教えてくれた人生の先輩は当時60歳でした。

 

結婚してすぐ子供が出来、嬉しいながらも不安を抱えていた自分に

「人間、子供を育てて初めて親になる。

 最初から親になれる訳じゃない。

 色々失敗してな、徐々に親になっていくんだわ。

 だからドンドン失敗すればいい、みんな、その繰り返しや。

 心配せんでええ、なんかあったらワシが助けてやるから。」

こう、アドバイスしてくれました。

 

その時の子が間もなく二十歳になろうとする頃

奥さんのお中には3人目の子が入ってましたが、その先輩は癌に侵されてました。

 

延命治療はしないと決めていた様で

「味が分かるうちに旨い物、食いたいな~」

色んなもん、食べに行きました。

幸い多少の収入はあったので

食べて見たいな~と言われた物は、大体食べに行きました。笑

 

自営を営んでいる旧友と一緒に、店を見つけては一緒に食べに行き

「この人、ホントに癌なのか?めっちゃ食うけど・・・」

なんて冗談交じりで話していたのも束の間

末っ子が産まれたのを見て、間もなく、その先輩は永眠しました。

 

もう長くはないと聞いて、病院に見舞いに行った際

「おお、お前さん、なんか痩せたみたいに見えるけど大丈夫か?」

逝く寸前まで自分のことを心配してくれたその人は

「お前さんもずいぶん立派になったな。ありがとな。」

なにも言えませんでした。

 

涙をこらえながら

「ありがとうございました。」

そう言うだけで精一杯でした。

 

その時に産まれた末っ子も、もう4歳です。

時が経つのは早いですね。

 

結婚して、もう24年です。

22で結婚したので、親元に居た時より、奥さんと生きて来た年数のが長いんです。

 

今では基本的に週休2日を守ってますが、クルマの仕事を始めた時は

あまり休みも取らず、夜中に家に帰る事も多かったです。

日中は工場で作業して、夜中中パーツテストで走り回るって言う時もありました。

 

工場を安城から岡崎に移す際、今よりも大きな建物を借りるって言った時も

「大丈夫だと思うよ。」

 

リーマンショックの時も

「何とかなるんじゃない」

 

東日本大震災の時も

「きっと大丈夫でしょ」

 

普段は基本的にネガティブなんですが、肝心な時は自分を信じて付いてきてくれました。

色々な人に助けられて、今こうしてチューニングショップと言う特殊な会社を経営出来ていますが

最大の功労者は やはり奥さんですね。

 

会社の経営になにかアドバイスをしてくるわけではありませんが

節目、節目で

「やってみれば」

そう言ってくれるのが一番の後押しになります。

 

24年前の今日

永遠を歩む伴侶としてお互いを選び、契りを交わしました。

死が二人を分かつまで、この契りを破る事が無いよう

これからも一緒に時を積み重ねて行きたいと思います。