先日のブログでブロックが組上った所までを紹介した
FA20エンジンには、まず片側にヘッドが載せられて、VVTIユニットまで装着したら
ひっくり返して反対側にも
ヘッドを載せて
ヘッドボルトを締めあげます。
反対側と同じように
VVTIユニットが組付けられると、いよいよカムチェーンの組み込みです。
これをミスると、どこかのディーラーと同じように
バルタイがズレた状態で組み上げてしまう事になるので最重要確認ポイントです!
最後の最後まで気を抜かず、丁寧に組み上げる。
書くだけなら簡単ですが、実際に作業してみると
その緊張感を持続させ続けるのが結構大変だったりします。
ピストンリング溝のバリ取りは
一瞬たりとも気は抜けませんし
重量測定からの重量合わせでも根気が必要になります。
カムクリアランスの測定
と調整には
緻密な計算と手間が必要になります。
これらの作業すべてを、途中で「ま~いっか」とならないように
常にテンションを保ちつつ続けて行くのは至難の業だったりします。
当店ではこう言った作業風景をLINEの画像送信を利用して
オーナーにお知らせしながら進めて行くので、画像の撮影と言った余分な作業も必要になります。
必要になるのですが、それはオーナーにとってはとんでもなくありがたいことだと思うので
作業の区切りがつくたびに、スマホを取り出して要所要所を撮影しながら作業を進めて行きます。
なので2.3Lを注文して出来上がった4G63が2.0Lのままだった・・・。
なんてことは絶対にありえませんので、安心してエンジンOH等のハードなお仕事もお任せください。
ただ、エンジンOH、依頼が多すぎまして
これから申し込んでいただいても今年に完成させるのは無理かと思います。
現在商談中の物もありますので、今からの商談だと・・・2年待ち・・・とはならないにしても
かなりの間お待ちいただく事にはなると思います。