シバタイヤのTW280ロングライフタイヤをテストして来ました!

このブログでも、最近チョイチョイ登場するシバタイヤ

ふとした事がきっかけでTW200と言うタイヤをテストする事になり

FSWパークトレーニングからのスパ西浦

そしてもう1回スパ西浦と言うレポートを書いて来ました。

 

一発のタイムは出るのですが、冷間時のグリップが最薄で兎に角滑ります。

その辺りを改善した試作品TW200のNO2が3月頃に入って来るようで

今から期待しかないのですが、そのテストの前に

TW280と呼ばれるシバタイヤの新作試作品テストを極秘裏に行っておりました。

(嘘です、極秘裏ではありません。)

すでにユーザーからのSNSアップ等が見受けられるので

記事として書いても大丈夫な段階かと思います。

尚、このTW280新作試作品は今まで売られて来たTW280とは別の物ですので

詳しくはシバタイヤさんのHP等でご確認ください。

 

まず初回のテストとしては1月7日にスパ西浦に赴いたのですが

店を出発する際、外気温が6度、前後左右の空気圧を2.0kに合わせ
測定したタイヤ表面温度は
FL6.3度 FR6.1度
RL7.1度 RR7.1度

スパ西浦まで自走で走り、到着時の気温は8度
FL2.3k16度 FR2.3k15.5度
RL2.3k 17度 RR2.2k 17度

街乗りで結構熱が入り、内圧も上がる感じです。

 

TW200の場合、外気温が5度前後だと

ステアリングを切りながらの走り始め

ゴゴゴゴって言って、タイヤがゴリゴリにズレるのが分かります。

危険です・・・。

っが、TW280だと同じ様な条件でも特に問題なく走り始めることが出来ました。

この辺りは、よりストリート向けと言えるかと。

 

スパ西浦にコースインする前に空気圧を

フロント1.9k リア2.0kに合わせて
8週ほど温めて、PITイン

ウォームアップ中に、この日のBestが出る辺りはTW200と似た性格です。


FL2.35k 54.6度 FR2.2k 54.5度
RF2.2k 43度 RR2.2k 44度でした。

この時点ではまだ気持ち的にはアタックはしていませんでしたが
TW200と比べると感覚的にタイヤの剛性感が無く、プヨプヨする感じがしましたね。
実際のグリップもTW200の方が高く、コーナーのボトムスピードはTW200のが上です。

TW200であれば74kで通過出来ていた1コーナーが

TW280だと67k付近まで落とさないとアンダーで外にはらんで行きます。

 

このPIT INの際のタイヤの様子が

↑フロント2本

 

↑リア2本と、まだまだ何の問題も無いような残り溝と表面状態です。

っが、結果としてはこの後のアタックではタイムが上がらず1分フラットが基準タイムに。

 

30週弱走って

↑フロント2本

 

↑リア2本。

残り溝としては全然問題ない状態です。

 

続いてのテストは24時間営業しているテストコースにて・・・。

スタートと

ゴールが合って、ちゃんとタイムも

出ます!笑

 

このコース、今から7年前にデモカーの86で走り込んでた際

1分14秒後半で走ってました。

ワイドボディーにして、ターボ組んで、タイヤはR1Rだったかな。

なにより自分自身が老化していないと言う時のタイムに肉薄する数字を

1本目のテストから叩き出す辺り、GRヤリスが凄いのかシバタイヤが凄いのか・・・。

 

何本も登って下ってを繰り返し、タイヤの前に油温が限界を迎えましたが

タイム的には1分15秒フラットから16秒手前で安定してました。

このテストコースは下りを攻めないと言う特徴があるので

サーキットの様に常にタイヤに熱を入れ続けると言う事が出来ません。

それでいてこのテスト結果、TW280のオールマイティー性を垣間見ました。

 

ちなみにTW200でこのテストコースを走った際は

1ヘアで盛大にスピンしたので、しっぽ巻いて逃げ帰って来ました。

 

そして、再度サーキットに持ち込みタイヤのライフと

経年によるグリップ低下が出ていないかを確認したのが1月31日でした。

 

前回の経験を活かし、InLAPはタイヤを温める事に専念するつもりでしたが

今回も比較的早い段階でグリップ力が立ち上がったので、Pit INせずに

ラインを確認しながら、ちょっと意識して走ると1分フラットを3週目に記録。

1度空気圧を調整し、再コースインしてアタックして見ると59秒7でした。

その後も狙えば1秒フラットは出せる感覚が続き、この日は24周でコースを後にしました。

 

走り終えた際のタイヤですが

↑フロント2本

 

↑リア2本

まだまだ全然イケますね。

 

これだけライフが長くて、それなりのタイムも出るので

普段履きからワインディング、更にはサーキットまで

1種類のタイヤで熟したい人には最適なのでは?と思います。

 

全体的なフィーリングとしては、やはりここ一発のグリップ感はTW200の方が強かったと思います。
タイムもTW200が59秒3を記録したのに対して今回のTW280が59秒7

タイヤ自体の剛性感もTW200に比べるとTW280の方がプアに感じ
1コーナーの突っ込みで若干の不安を感じました。
ブレーキリリース後のステアインで、ボヨンっとするので
タイヤがグリップしているのか一瞬迷います。

ヘアピンでも、サイドウォールがたわんでしまって
タイヤが潰れてしまっている様な感触が伝わって来て
それ以上ステアリングを切っても
曲がらないなと思うポイントが早めに訪れます。

 

っと書くと、TW280がダメなタイヤの様に思われてしまいますが

これらのデメリットをひっくり返すメリットとしてライフの長さがあります。

それに熱の入りの早さからくるストリートでの使いやすさを加味すれば

一般の方はTW280を履いた方が良いのでは?と言う総評です。

 

さて、これにて一旦、シバタイヤのテストは区切りにして

本チャン用タイヤでタイムを出しに行こうかと思います。

 

GXPA16 ヤリスGR-FOURのRZ HP

デフなどの駆動系はノーマルのままで、パワー系もマフラー交換仕様。

サスペンションにHKS製の車高調を使い、ブレーキパッドを変更しただけの状態で

一体どのくらいのタイムが出るのかを試した後

前後LSDを装着する次なるステップに進んで行きたいと思います。