GGH35W 後期 2022年次更改後モデルのアルファード ECUチューンOK!

日本全国でもGGH30WやGGH35W アルファード&ヴェルファイアの

ECUチューンが出来るところは少ないと思います。

 

そもそもこのクルマを買ってECUチューンしようとする人なんているのか?

という感じですが、実際にGGH30Wの後期を買って乗っていた自分としては

とても不満に思う部分が多々あるクルマです。

 

そもそも前期のアルファード&ヴェルファイアはATが6速で

エンジンも2GR-FSEなので、大きな不満はありませんでした。

強いて言えば、リミッターが180km/hで効いてしまう所でしょうか・・・。

(残念ながら、未だに前期のECUチューンは出来ません。)

 

しかし後期はエンジンが2GR-FKSになり、ポート噴射が廃止

ATは8速になり、スペックだけ見るとかなりのアップデートでした。

っが、それはスペックだけで、実際ははっきり言って改悪。

 

エンジンは実用トルクが細くなり、高回転まで回してもパワー感が出ません。

カタログ上の馬力は上がってますが、体感上の馬力は落ちてますね。

 

そして何よりバカなのがATの制御です。

アクセルを一定に踏んでいると、アホみたいにシフトアップしてしまい

体感したい実用トルクが出る前にギヤが変わってしまいます。

ならば!と思ってアクセルを中程度に踏み込むとキックダウンが2速落ちて

回転が一気に上がってしまい、トルクのおいしい部分を外してしまいます。

 

更にアクセルをOFFして交差点を曲がり

その後ほんの少しだけアクセルを踏みながら加速しようと思うと

訳の分からない変速が行われ、クルマがガクンっとショックを出します。

 

最初はATが壊れていると思い、新車保証で新品のATに載せ換えてもらいましたが

(ディーラーの担当者に乗ってもらった際も

 AT載せ換えが妥当だと思う。と言うほどのショックでした。)

結局ATを載せ換えても症状は収まらず、変速プログラム的な仕と言う事に・・・。

正直なところ、こんなクルマ要らんと思いました。

 

ただ、ECUの書き換えが可能になったので

この手の不具合もECUチューンで何とかならないのかと

色々なアドレスから、ATにエンジントルクを伝達する指令を送るマップを探し出すために

書換えては試乗、書換えては試乗を繰り返し

なんとか該当のマップを発見!

このマップを適正化する事で、かなりATのアホさ加減が改善されます。

 

そして、この部分を改善しスピードリミッターをカットした物をStep1として販売しています。

 

今回、ECUチューンの依頼のあった

GGH35W アルファードは2022年の秋登録のクルマなので年次更改後のモデルになります。

PCを繋いでECUデーターを読み込むと、予想通りと言うか

まあ、TOYOTA車ならそうですよね~と言う感じで

今まで扱った30台程のアルファード&ヴェルファイアのどのデーターとも一致しません。

 

しょうがないのでデーターを生で見ながらマップのオフセットを診つつ

まずはスピードリミッターのアドレスがどこなのかを探して行きます。

TOYOTA車やLEXUS車は開発者が意地悪なのか

「これこそスピードリミッターだよね!」

と見えるアドレスがいくつかあり、そこを書換えてしまうと

ECUが記憶喪失になると言うフェイクマップが存在します。

はい、今までの経験値が無いとスピードリミッターさえ書換えられないのがトヨタ系ECU

 

同じ轍を踏まないように注意してアドレスを書き換えて

クルマをリフトアップさせたら

スピードのチェックです。

今回は、エンジン不動になる事もなくスピードリミッターカットOK。

 

さあ、まずはリミッターカットのStep0がクリアできたので

今度はAT制御の適正化を施す、Step1に必要なマップを見つけて行きます。

ん~・・・、多分、これですね。

数字そのものは違っても、マップの配列順は基本的に同じの様ですので

年次更改後のモデルであってもECUチューン可能です!!

 

GGH30W&GGH35Wのアルファード&ヴェルファイアにお乗りの皆さん

前期車両は無理ですが、後期であればECUチューンが可能です。

 

如何ですか?