GGH30後期 ECUチューン 実走確認OK!Step0 Step1完成!!アルヴェルOK

先日のブログでGGH30後期の2GR-FKSエンジン搭載車両

アルファード&ヴェルファイアが

ECUチューン可能になった件をお伝えしました。

 

すると早速問い合わせが数件あり、リミッターカットだけでなく

チューニングされたECUは出来ているのか?との事。

 

どこに不満があるか?を聞くと

新しく搭載された8速ATがとにかく絶不調で

低負荷で走っていると、すぐに変速させようとして

逆にその制御がギクシャク感を発生させる。と言う意見が多数。

 

自分も実際にGGH30の後期に乗って見て

AT制御は前期6速の方がはるかに優れているな。と感じました。

 

んでっ

色々なマップを3Dで見ながら、該当すると思われるマップを

探しては書き換えて、試運転!を繰り返してみました。

 

これかな~と思われる部分が5回ほど外れましたが

6回目のテストで、AT制御の変速に関係する部分に引っ掛かったようで

変速負荷の変更に成功した様です。

 

そこからはテストデーター書き込みと試運転を繰り返し

これは良いぞ!と言うデーターで

450㎞ほど走って見ました。

下道での通常走行、全負荷走行から高速道路での全開テスト

前走車追従のオートクルーズでの走行チェック等

とにかく色んなシュチュエーションでテスト走行し、満足のいく結果となりました。

 

 

様々なアクセルの踏み方を450㎞試した割には

平均燃費も10.2と上々の数字です。

一般的にノーマルGGH30後期は平均燃費7~9Km/Lだと感じているので

そこそこの燃費向上も出来たかと。

(ちなみにこの車両が入庫した時の平均燃費は6.9Km/Lと表示されていました。)

 

Step1の特徴としては、最大パワーどうのこうのではなく

AT制御がなるべくアクセル開度に連動したものになる様にし

アクセルペダルの反応にハリを持たせた感じです。

 

ノーマルECUではアクセルを少し踏んでもあまり加速が得られず

?と思って更にアクセル開度を増やすと、ようやく加速が始まるのですが

そのままのアクセル開度だとATがシフトアップしてしまい加速が途切れてしまいます。

加速を継続させるためにはアクセル開度を増やし続けなければならず

それを実行すると、どんどん燃費が悪くなって行きます。

 

これでは気持ち良い加速が出来ないばかりか、燃費にも良くないので

Step1データーは

アクセルを踏んで、加速して欲しいなっと思った所で加速し

その加速がATの変速で途切れないようにしました。

 

そして低負荷低回転でどんどん変速を繰り返すノーマルATの制御負荷を変更し

アクセルを軽く踏んだ状態でも、しっかりと現状のギヤをホールドし

負荷が安定してからシフトアップをするようにしているので

アクセルの踏み加減でシフトアップがコントロールしやすくなっています。

 

更にノーマルのAT制御はアクセルをそこそこ踏んでいても

(15~20%ぐらいのアクセル開度)

低回転でどんどん勝手にシフトアップしてしまい

その弊害としてアクセルをOFFした時のシフトダウンが煩雑になり

伝達トルクのアウトプット、インプットがガタガタになると思います。

この部分をなるべくスムーズに繋がる様にした上で

アクセル開度にある程度リニアに反応するATとスロットルの両立を目指しました。

(リニア過ぎると運転が疲れますし

 オートクルーズがギクシャクするのでNGです。)

 

長距離の試運転でも納得のいく結果の出たこのStep1データーを

スピードリミッターカットのみのStep0と同時に販売します。

 

今回の書き換えは車両ごとに行う物ですので

残念ながらECU単体を送ってもらう通販には対応していません。

また、読み込んだデーターを編集可能なものにするための

データーコンバートに少し時間が掛かります。

速くても2.3時間、遅くなると1.2日必要なので

遠方からの日帰り施工を行ないたい場合は要相談となります。

 

 

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