2台のER34 スカイライン
右側のER34はトランクションコントロールをLINKのG4+で行う為の
全輪分の車輪速を減衰させるため、製品版をオーダー中です。
左側のER34はこれからエンジンを降ろして、チューニングして行くのですが
先行して発注していたタービンキットが入荷しました。
GTX3576R GEN2タービンを主軸として
曲げ配管を使わないエキマニ
ターボスマートのウェストゲートがキット内容です。
HKSの素人でも装着出来るようなキットに見慣れていると
「これはキットではない!」
と思うんでしょうね~。
エキマニを1から造らなくても良いだけで、自分らには十分キット化されている商品です。
曲げ配管を使わないこのエキマニですが
「曲がってるじゃん・・・」
って思いますよね。
でも曲げてないんです。
曲がり部分はすべて
そういう形で鋳物として成型した物
を必要な部分で切断して溶接されています。
有名どころだとフルレースのエキマニの作り方と一緒ですね。
良く手曲げエキマニ最高!と言う文言を見ますが
鉄やステンレスは曲げられた瞬間から元に形に戻ろうとする反力が発生するそうです。
と言う事は炙って曲げてを繰り返して造られた配管を集合させ
その部分を溶接して形造られたエキマニはそれぞれの配管が常に元に戻ろうとしている訳で・・・。
昔のHKSやトラストのターボキット用エキマニが1~2年で割れていたのは
これが原因だったと思います。
NAの様にターボを載せることが必要ではないエキマニなら
手曲げ管を使っても問題無いと思いますが
タービンやウェストゲートと言う重量物を支える
マウントとしての役目も兼ねるターボエキマニの場合
まずはその強度が重要視されると思います。
色々なエキマニを装着して試して来ましたが
GCG製のこのエキマニは強度的にはかなりアドバンテージがありますし
一般的な使用ではまず割れる事はありませんね。
このターボキットを回すべくRB25NEO6エンジンの方も、しっかりと造り上げて行きたいと思います。