先日のブログでタービン交換スタートをアップしたHCR32
エンジンはRB25DETを搭載していますが、今回使用したのはGCG製の純正互換タービンです。
オイルラインもウォーターラインもそのまま使えるので非常に便利です。
装着こそはポン付けタイプですが、風量はそこそこありますので
サージタンクを外して、純正インジェクターの380㏄から
デッチワークス製の550㏄に交換して
風量アップに見合った燃料供給が出来るように下準備して置きます。
エンジンを始動しようと
抜けた分のLLCを補充するとHPI製のラジエタードレンから
クーラントが漏れて来まして、回す羽もすべて折れているので
対策ドレンに交換しました。
エンジンを掛けてLLCのエア抜きを行いたい所ですが
ECUのインジェクター補正係数と無効噴射時間の調整をしないと濃すぎてプラグが被ります。
パワーFC装着車両なので、専用の接続端末を使い通信を試みますが
一旦つながる物のすぐにシャットダウンされます。
前回SXE10で使用した際は、そんな事なかったので
このHCR32に装着されているパワーFC固有の問題かもしれません。
ひとまずはコマンダーを使って燃料調整し、なんとかエンジンスタート。
無効噴射時間の微調整でアイドリング域のA/Fを合わせましたが
本セッティング、どうしよう・・・。
コマンダーとは安定して通信出来ているみたいだから
端末に必要な電力の供給が出来ないのか・・・。
箱を開けて基盤の半田付けを確認かな~。
古い筐体はECUのセッティングに入るまでに時間と手間が掛かる場合があり
基本的にパワーFCのセッティングや平成初期の純正ECU書換はお断りしています。
この車体に関しては、以前から作業をお請けしている個体でして
今回がパワーFCのセッティングとしては最後と言う事で請けさせて頂きましたが
やはり前途多難です。
頑張ってなんとかなる様に、なんとかしてみますが
このRB25DETエンジンにはクランク角度センサーと言う物が
エキゾーストカムに装着されており
クランク角センサー=カム角センサーと言う、日産特有な仕組みなのですが
このクランク角センサー、色々と厄介なんです。
その辺りの事を今日のnoteでは書き綴ってますので
良ければ読んで見て下さい。