デモカーFL5 シビックタイプR プラグをレーシングタイプへ!そしてECUはちょっと変わったテストを!!

先週の月曜に価格を発表して、もう1週間です。

夜な夜なテストコースを走っているのですが、連続して走行しているとやっぱり気になるのが

プラグです。

左が純正プラグで右がNGKのレーシングプラグ

電極部分の形状が全く異なります。

燃焼室内に飛び出る量が少なくなるので

圧縮比が落ちてパワーが落ちると言う考えもあるらしいので

ZC33Sでも検証した様に、ダイナパックでパワーチェックしてみました。

赤がノーマルプラグで緑がレーシングプラグです。

何本かパワーチェックを行って、グラフが安定した時の物を比較しているのはZC33Sの時と同じです。

 

レーシングプラグに替えてもパワー、落ちませんのでご安心ください。

ただ、パワーが上がる訳でもありません

連続した走行をするうえでのパワーダウンを防ぐとお考え下さい。

なのでFL5のSTEP1(仮)では要交換とは言いません。

サーキット走行を行う方、峠を休みなく登ったり下ったりする方には交換を推奨します。

 

そしてサーキットと言う言葉が出てきたので、サーキット走行をメインに考えている人への提案として

この動画をどうぞ。

 

エアフロのカプラーを抜いても良いのですが、吸気温度センサーの断線を拾われるのが嫌なので

エアフロをサクションから抜いてみました・・・が

普通にアイドリングしてます。

 

これがどう言う意味なのか?なFL5オーナーの皆さん

ご自分のFL5のエアフロをアイドリング中に抜いてみてください。

大至急エンストします。

(エンジンチェックランプも点灯するので実際は辞めてくださいね。笑)

 

エアフロはエンジンに入ってゆく流入空気量の測定センサーです。

それを抜いてもアイドリングするってことは、エアフロを使っていないという事です。

はい、MOTECやLINKの様に圧力制御に切り替えてあるんです。

 

でも、自分は純正ECUを使う以上はエアフロを使った仕様がお勧めです。

綿密な流入空気の測定を基準とするエアフロ仕様に対して

圧力制御はインマニの圧力から流入空気量を想定するので、実際の空気量を制御基準にしません。

あくまで想定量です。

想定量なんですが、AFセンサーからの空燃比等でフィードバックを行い

燃えた結果ありきで流入空気量を補完します。

えっ、じゃあエアフロのが良いじゃん・・・。

そうなんですが、圧力制御の最大のメリットは、測定部位と燃焼室の近さなんです。

 

はっ?エアフロを撤去する事による吸入抵抗低減がメリットでしょ!

と思った人は20~10年前のチューニング雑誌にを教え込まれています。

エアフロ取っ払ったところで吸入抵抗はさほど変わりませんし、そんなんじゃ馬力なんて変わりません。

実際に、少し前の話ですが、すでに圧力制御になっているBCNR33 GT-Rに

純正エアフロが残っていた車両があったので、エアフロありなしでパワーチェックしましたが

なんの変化もありませんでしたね。

 

じゃあ、なぜアフターのフルコンはMOTECにしてもLINKにしても

こぞって圧力制御を採用するのか?

それは、圧力を測る場所に関係があります。

大体のクルマはインマニに圧力センサーを装着してます。

 

でもエアフロはサクションパイプに装着されてますよね。

 

サクションで測った流入空気量はすぐにECUへ送られますが

その空気がエンジンの燃焼室に飛び込むまでには

サクション→タービン→ターボパイプ→インタークーラー

→ターボパイプ→スロットル

この後にようやくインマニに入りエンジンへ。

エアフロから送られた信号を元に制御される各ロジックは、一体いつの情報だ?

みたいなことが起きている訳です。

とは言ってもそこは純正メーカーが採用するエアフロ制御なので

一昔前の制御に比べれば、気になるようなラグは少ないです。

っが、皆無ではありません。

その空気の流れを見越した制御方法を組んでいるからです。

結果を見越した制御だからこそ、ズレも大きくなく鼻から余分な燃料を噴かないので

燃費を良くすることが出来、フィーリングがマイルドになります。

 

比べてインマニで測った圧力制御の空気は、その直後エンジンの燃焼室へ。

測定してから燃焼室に飛び込むまでの時間が、圧力制御の方が圧倒的に短いんです。

それがエンジンレスポンス向上へとつながり、アクセルを踏み込んだ際の反応の良さに違いが出ます。

でも燃えた後の空燃比フィードバックで補完されるので、燃費は悪いですし

思った以上に相違があった場合は、フィーリングにガサツ感が出る事もありました。

JZA80スープラの前期型が純正で圧力制御でしたが、今乗ってみるとかなりガサツ感が出てます。

後期になるとエアフロを採用していて、VVTIによるトルクアップも手伝ってかなり乗りやすくなってますね。

 

ここでサーキット走行をメインに考えているFL5オーナーと言う言葉が意味を持ちます。

燃費とかマイルド感とかそんなのどうでも良いから

出来る限りレスポンスを上げたい!って言う方には、この圧力制御方式への変更が効くかもしれません。

 

後は純正以外のインテークを装着したい。と言う人にも良いかもしれませんね。

だってエアフロを使ってないので

エアフロ周りの空気の流れが変わったってなんの影響も受けません。

影響を受けないとは言っても剝き出しのエアクリーナーを装着するのはお勧めしませんけどね・・・。

 

ダイナパックによる全開時のテストは終り

エアフロ仕様とほぼ変わりのないパワー&トルクが出る事はわかったので

(オレンジが純正と同じエアフロ制御、グリーンが圧力制御による結果です。TCFは1.0)

これから1週間ほど実走によるテストに入ります。

 

 

おまけ

実走行にてパンクしてしまったパイロットスポーツ4Sに代わり

パイロットスポーツの

CUP2が

入庫しましたが265/30-19のシビックタイプR専用品番は

通常品番とはちょっと違い、価格も若干高かったです。

 

パンクした4Sを診てみると

アスファルトが抉れた若干の穴に落ちた時(深さで言うと3㎝未満)

タイヤのサイドウオールのワイヤーにダメージが入ったみたいで

内側からライト当てて凝視して ようやくわかるレベルの裂傷がありました。

ん~、19インチじゃなくて265/35-18にしてくれたら

こんな事起こらないと思うのですが・・・。