アイドリング付近でやたらと回転のばらつく車両がありまして
エンジンルームを見るとエアフロ装着部分が純正サクションよりもかなり太くなっている
剥き出しタイプのエアクリーナーとストレートサクションが装着されていました。
アイドリングでの空燃比(AFR)を測って見ると
16.6と非常に薄い状態でした。
仕組みとしては
走り書きなので汚い絵と文字ですが、こんな感じ。
(ちゃんと書いても字は汚いのですが・・・。)
このエアフロ出力を補正するのがECU内のエアフロデーター
通称MAFMAPなのですが、車種によっては160~200ポイントほどあります。
リアルタイムで書き換えられれば大きな問題ではないのですが
都度書き換え作業が必要な純正ECU書換ですと
このMAFMAPをすべて合わせこむには莫大な時間が掛かります。
そこで
リアルタイムで出力電圧を書き換えられるエアフロコンバーターを使うと
任意のポイントで出力値を簡単に増減できます。
最近のクルマはエアフロ電圧と出力トルクを見張っているものもあるので
単純にサクションパイプの効率を上げてしまうと
エンジンを守ろうとして逆に出力が落ちてしまいます。
分かっていないのか?わかっていてもあえて売るのか?は知りませんが
相変わらずこの手のサクションパイプは
各有名メーカーからすぐに販売されます。
っがパワーが落ちたり、アイドリングでピクついたりと不具合が多発します。
きちんと辻褄を合わせる作業を行わないとパーツの性能を発揮出来ません。