先日のブログの最後に登場した
R35 GT-RはMY2020モデルのピュアエディションです。
ピュアエディションは、マフラーのシャッターバルブが無いので
6HT1Bと言うECUデーターになります。
デモカーのR35は、シャッターバルブのあるタイプですのでデーターは異なります。
社外のマフラー等でバルブの無い物を装着した時は
この辺りのデーターをゴニョゴニョすることで対応出来たり・・・。
まあ、その辺りの事はまた後日にでも。
ECUチューンをするに当たって
まずは全ユニットのエラーコードが残っていないか?を確認します。
オールOKですね。
ECUデーターに対応したデーターを
書き込むために、まずは現状のROMを
消去したら
データーを書き込んで行きます。
全データーの書き換えが必要なのでボチボチ、時間、掛かります。
無事書き込みが
終わったら、本当にスピードリミッターが切れているかをテスト!
安心して下さい。
公道でのテストではありません。
これらのテストを行うと、ABSが誤動作する事があるので
ABSユニットに関するキャリブレーションを施工します。
これを怠ると、ブレーキをチョン踏みしただけでABSがゴゴゴゴって効くことが有ります。
ローラー式のシャシダイ回して、台から降ろそうとブレーキ踏んだら
全く効かずにゴゴゴゴって言ってるだけってのを、経験した方、居ますよね。笑
当の本人は笑い事ではありませんが、サイドブレーキ引けばなんとか停止できます。
実走行での試運転も行い
問題がない事を確認したら
R35 GT-RのECUチューン、完成です。
昨日のブログにも書きましたが、R35のノウハウ、ブログに書いてる以上に蓄積してます。
MY2020ともなると車両的にもかなり熟成していますので
下手に弄ると遅くなったり、乗り味がおかしくなったりとデメリットが目立ちます。
熟成したクルマには熟成した技術を!です。
おまけ
燃料ポンプ不良だったR35 GT-Rに装着した
セグメントタイプのAF計(空燃比計)はCanLambdaタイプもあり
サイズ的にも目立たず、騒がず、良い感じです。
フルコンと繋げる場合もCANで飛ばせばオフセットの心配がなくなりますし。
今後の当店での定番はコレになって行く予感。