ECUの基本的なデーターまでは決まったGRX133 マークXのRSD
公認車検の為の予備検査までを当店で行うので
各部の車検点検も行いました。
今回のRSDはシートが電動だったり、シートヒーターが付いているので
センターコンソール周りは最後の最後までお預けで・・・したが
シートヒーターのダイヤルをココに
鎮座させ、TRCのOFFボタンとVSCキャリブレートが必要になった際のスイッチは
ココへ移設しました。
入りそうで入らないスイッチ類ばかりで、各部を細かく削ったり、配線を延長して収めました。
そして、このSPORTスイッチ
今回のRSDは後期型なのでECUのデーターが根本的に異なります。
なんとか頑張ってSPORT側はECUに認識させて
メーターに表示連動させたうえでSPORT用のアクセルマップを追加で構築！
NormalとSportの2種類のモード設定が出来ました！！
TRCの解除も車検時の40k付近までの浅い解除と
長押しによるTRC全面解除の2種類のカットが出来るようにした上で
センターのマルチモニターもキッチリ稼働させてます。
LDAもちゃんと働きますので、ONの状態で白線またぐと警告してくれます。
GRMNⅡ用のメーターを組み合わせることで、かなりの機能を殺さずに6速ミッション換装出来ますが
今回のRSDの特徴的な機能だったレーダークルーズは使えなくなってます。
あとクルーズコントロールは、RSDに限らず6速換装するすべてのGRX133で使えなくなります。
シフトレバーの高さや位置も絶妙な調整が施してあるので
1.3.5速で左手がセンターコンソールに当たるとか、R156の5速ミッションを使った時の様な
シフトの入り難さは皆無です。
どのギヤにもスコッスコッっと入ります！
よく
「ミッションはGRMNやGRMNⅡの物を使うんですよね？」
って聞かれますが
「いいえ、違います。」
って答えます。
この6速ミッション、GRMNやGRMNⅡの純正ミッションじゃ無いです。
各ギヤに強化処理を施してもらう為、アイシンさんに特注で造って貰ったミッションです。
なのでスパーチャージャーを組んだIS350等と組み合わせても大丈夫なんです。
まあ、サーキット等をガンガンドリフトするんならR156の方が耐えるんでしょうが
街乗りのシフトフィールや6速がある事での高速巡航性能を考えれば
ストリートでは間違いなく6速ミッションがベターですね。
でもこの6速特注ミッション、もう、在庫無いです。
あと1個、誰かのミッションが壊れた時用のスペアがあるだけなんです。
それが無くなったら、もう1回アイシンさんに頼むかどうか決めないといけませんが
当然の事ながら1個や2個で造ってくれる代物では無いので、まとまった注文が必要です。
そこまでの在庫を抱えてまで、注文する必要があるのか？って話になると
とっても微妙ですよね。
GRMNミッションでも換装出来ない訳ではありませんが
それにはそれなりのデメリットがあり、あまりお勧めできません。
悩ましいですね。
いずれにしても、今回6速マニュアルミッション化出来た、このマークX RSDは幸運でした。
数少ない特注6速ミッションを引き当てれた訳ですからね。
人生、即決、即断しないと、後になって後悔する事がたくさんあります。
人は何かを実行して後悔する時よりも、やらずに後悔する時の方がダメージ、デカいそうです。
GRX133の6速ミッション換装は、今、なのかもしれません。
