ZN6 86用FA20エンジンがそろそろビルドアップされます!デモカーのZC33Sスイスポは実走テストへ!!

組上げたブロックにヘッドを載せていたZN6用のFA20エンジン

ヘッドボルト締め上げ後

カムを本組したら

VVTIユニットを装着して、肝心要な

タイミングチェーンの組込みです。

ここを失敗すると、精密に組み上げたすべてのパーツの意味が無くなります・・・。

でも世の中のFA20、結構な台数がバルタイがズレたまま走ってます。

はい、86のリコールでバルブスプリングを交換された後に調子が悪くなったエンジンが多数あり

そのほとんどがチェーンの掛け間違いによるバルタイのズレが原因です。

 

リコール処理をしてもらった本人が施工ディーラーに言えば

それなりの対応をしてくれるとは思いますが

最悪なのはこの処理で調子が悪くなった車体が嫌になって

売り払われた個体を中古車として買った場合です。

 

ZN6ばかりを手掛けているお店であれば、アイドリングの微妙な振動や

高回転のパワー感から、ん?コレ、おかしくない!?って気付きますが

世の中には他の原因で調子の悪いZN6が溢れているので

「86はこんなもんですよ・・・。」

と言われてしまえば、納得してしまうのも悲しい現実です。

 

今回は各ポイントを

確実に

画像で

残しておくことで

作業時の各マーク位置の確認を

行いながら最終組付けして

フロントカバーを

装着!

 

エンジン単体としては、これで

完成です!!

 

これから補機類やハーネスを組んで、車載の準備に移行して行きます。

 

 

ダイナパックで254psを発揮した、デモカーのZC33Sスイフトスポーツには

多方面から反響があり

「どこのタービンなんですか?」

とか

「幾らなんですか?」

と言う問い合わせもボチボチ届いてます。

 

あの~、ちょっとだけ愚痴っぽくなるんですけど

新しいタービンのテストって、書くと簡単ですけど

色んな機材を積んで

色んなセンサーや配線を処理して

複雑なECUデーターやLOGを解析しながら、脳みそフル回転でセッティングして行くんです。

 

そんな膨大な時間と手間の上に成り立ったテスト結果を

知らない人にタダで教える訳無いですよね・・・?

 

おそらく業者と思われる人から電話があり

「そのタービンの購入先ってどこなんですか?排圧ってどれくらい掛かるんですか?」

って

教えるか、ボケっ!

 

後は一般人を装って問い合わせして来る業者さん

電話の後ろでエアインパクトがボルト締めつけてる音がしてますよ・・・。

 

 

気をとりなして・・・

アチコチから伸びていたセンサー類の配線を

車内にまとめて、実走テストに移行します!