新品で組んだHKSタービンがブローしていたZC33S スイフトスポーツ
代品のタービンが届いたので
同時に届いたインタークーラー
の装着と一緒にタービンも交換。
しかし
この違いは歴然ですね。
交換しても大して吸気温度が下がらない、どこかのメーカーの物とは違います。
バンパーを装着し
再度ダイナパックに載せて
長めのアイドリングでタービンにしっかりとオイルを行き渡らせます。
前回の事があるのでいきなりブーストは掛けずに少しずつ負荷をあげて行ったのですが
ブースト1.2kを超えたあたりでインテークブレードとハウジングの干渉音発生・・・。
オイルが供給出来ていなくてブレードがロックするのか?と思い
タービンのオイルリターンを外した状態で
ダイナパックの回転固定で負荷を徐々に増やした時のオイルリターン量を見てみました。
同じことを純正タービンでも検証
大きくは変わらないですね。
って事はタービンにちゃんとオイルは供給出来てるって事です。
っで、取り外されたHKSタービン(2個目)
あ~あ~、またブローしてます。
なのでタービンは純正にてブーストテストして診ると
最大ブースト1.65k掛けても問題ありません。(実線)
破線はHKSタービンでのブロー時のブーストです。
関係各所に問い合わせを行い、もちろんHKSからの返答も待っていると
「このタービンはハイブーストには対応出来ない。」
と言う結果・・・。
メーカー的には取説にもある様に、基本はブースト1.0kでの使用を前提にしているそうで
そんな1.6kを超える様なブーストでは・・・。だそうです。
ノーマルタービンだと1.65kでも全然大丈夫なんですけど~ってことで
ノーマルタービン&HKSキャタライザー&インタークーラーにて
現車合わせセッティングを行い207ps
トルク41.3k@2300rpmを達成。
破線はキャタライザーとインタークーラーがノーマルだった時のグラフなんですが
5000rpm以降でのパワーダウンやノックリタードが顕著に出ていました。
今回はその辺りが改善され最大パワーとトルクもちょっとだけ上がりました。
ノーマルタービン、すごいですね。
逆に設定ブーストの低すぎるHKSタービンにはかなりがっかりです。
ちかい内に他メーカーから、ZC33S スイフトスポーツ用の
ハイブーストにしっかりと対策されたタービンが出る様です。
そのタービンを使ってリベンジを行いたいと思います。