チョロっとだけ外装を載せたBNR32 GT-Rは去年の納車直後に鹿と激突してしまい
左フロントの三つ角をしばらくの間、鈑金修理してました。
バンパーとリップにフェンダーとウインカー、そしてボンネット
幾つかの部品はヘリテージパーツとして
供給されましたが
出て来ない部品は修正と微調整を行い
奇麗に
塗装する事で
左三つ角の鈑金修理は完成!
リップスポイラーは純正形状の物を買い直しました。
鈑金修理と同時に
クランクトリガーキットの装着も依頼して頂いたのですが
今回はコレでハマりました。
実は装着自体は今回で2台目だったので何の問題もなく行くだろうと
センサーとのクリアランスも前回の数字を元に調整し
トリガーの波形を診て見ると・・・。ダメだこりゃ
前回の車両はこんな感じの奇麗な波形が出たのに、なぜ今回はダメなのか・・・。
ちなみに前回は汎用機で今回はプラグインと言う違いがあります。
何をやってもダメだったので
LINK-JAPANにお願いして本国に送ってもらうと
「ブートローダーをアップデートしたみたいです。」
と言うアナウンスと共に帰って来ました。
細かい調整は必要でしたが、結果的には
クランクトリガーもカムトリガーも識別可能な状態になり
無事、純正のクランク角度センサーが撤去出来ました。
ん~G4X初期型のプラグインはブートローダーなる部分をアップデートしないと
この手のトリガーが読めないのか・・・?
汎用機だから読めたのか?比較的新しいG4Xだから読めたのか?
前回がなぜノートラブルで組み込めたのかは分かりませんが
初期物のG4Xを使っている皆さん、ご注意ください。
なにわともあれ、トリガーが読める様になりエンジンも掛かったので
これで大丈夫だろうと、今度はクランクオフセット確認すると
回転上昇とともに進角して行ってしまい、どう言う事?状態。
結局、実際には進角はしてなくて
この画像の中に答えが有ります。
ん~1か所ハマると、色んな所にもハマると言うジンクス
今回はドハマりでした。
二度と鹿と激突しない様に、フロントグリル内には
鹿ソニックと言う
鹿が近寄って来ない様な信号を発するユニットを装着してあります。
鹿とぶつかっても誰も得をしないので・・・。
すべての依頼作業の完成したBNR32 GT-R
ようやく納車です。