BCNR33 GT-RにHKSクランクアングルセンサーコンバージョンキットを装着!での制御はLINK!!

半年ほど前に、LINKのG4Xにてセッティングを行ったBCNR33 GT-R

こんなパーツを付けて見ました。

HKSから発売されたクランクアングルセンサーコンバージョンキットです。

 

メーカーページでも力説されてますが、純正のクラセンは

クラセンと言いながらも、装着されるのはカムでして

都度オフセットの調整が必要なだけでなく、光学式なので

回転信号としては非常に不安定になってしまうと言うデメリットがあります。

(ブルーの車速に比べ、オレンジの回転信号はギザギザしてます。)

AEM製のプレートに替えたとしても、光学式である事には変わりなく・・・。

 

そこで海外では一般的になったクランクでプライマリートリガーを取得する方法を

HKSがキットとして発売してくれた訳です。

 

まずは何はなくともクランクトリガープレートを装着しないといけないので

クランクプーリーを外して見ると

元々の半月キー

から1本キーに強化対策されてます。

これ自体は良い事なのですが、元々のプレートは半月キーに装着する事を前提に

こんな感じの出っ張りが有るので、このままでは装着不可です。

加工してキーに合うようにしました。

プライマリートリガーセンサーを装着する為に

ここも削る必要があります。

 

Vcamが装着されている車両なので

セカンダリートリガーはVcamキットのカム角センサーを使い

もともとのクランク角センサーは撤去します。

クラセンがあるのが当たり前だったので、ちょっと不思議な雰囲気ですね。

 

ただ、この車両

LINKにトラブルが出た時に純正ECUへ簡単に戻せるようにしてあります。

なので今回も

純正のクラセンに戻せるよう

カプラーで組み替えれるように処理しました。

 

機械的な加工は出来たので

早速トリガーを拾ってみると

ちゃんとした波形が出てます。

LINKのLOG側で診て見ても

奇麗な回転信号曲線になってます。

 

実走行で高回転までブン回して見ましたが

回転信号の波形はすこぶる奇麗ですね。

 

純正クラセン信号ではそもそもLINKのG4Xはエンジンすら掛かりません。

AEMのプレートを組み込んで何とかトリガーの取得が出来ますが

それでも光学式の限界は低く高回転でのエラーが頻発します。

 

クランクから直接プライマリートリガーを取得するこの方法

これからのRB26をフルコンでセッティングする際

必須パーツになって行くのかも知れませんね。