先週入庫した
R35 GT-Rは
メンバーごと
GR6ミッションを降ろしました。
車両側は
こんな感じにはなりますが、ミッション内の作業中、リフトがもったいないので
メンバーを再装着して車両はリフトアウトさせます。
ミッション単体になったら
エンジンクレーンで吊りながら、専用ジグでスタンドアローン化させ
社内研修スタート!
今から10年近く前、自分たちは長野のネココーポレーションで研修を受けました。
デモカーから降ろしたミッションをチーフメカニックのハイエースに積んで
長野でバラして、また組んで、夜は大人の研修まで受講させて頂きました。
それを今度は後輩達に伝えるべく・・・。
今回分解しているミッションはMY2008モデルの物で
ミッション側のメインシャフトのCクリップ外れ対策は未施工でした。
Cクリップより上部の溝が浅いので、クリップが外れやすいタイプですね。
ソレノイドバルブユニットにも
6速置き去り防止用のクリップは装着されておらず
油圧ユニットも各対策未施工でしたので
いわゆるGR6のアッパープログラム、フル施工が必要となります。
まずは
油圧ユニットを分解して、必要な個所の点検と清掃
油路なども詳細を確認します。
ミスったら1か月分の給料が吹っ飛びます。笑
本来は2階のエンジン組み立て室で行いますが、他のエンジンが一杯で
大人3人が入る余裕が無いので、工場にて施工。
クラッチ側のクリアランス調整も含めて、各部の対策と清掃を進めて行きます。