VAB型 WRX-STI A/Fメーターを追加装着して空燃比が薄かった原因が判明!

ND型ロードスターのECUセッティングが終わり

続いてダイナパックに載せられていたVAB

入庫時から空燃比が薄いと言う症状を

抱えていました。

 

上の画像は25%の増量補正を入れても空燃比は15.6だという事を表していて

理論空燃比の14.7にする為にはさらに6%程の増量が要ります。

補正値は増量側、減量側共に25%が上限となっている為

これ以上の燃料増量が出来ずに空燃比は薄いまま・・・と言う状況です。

 

そもそも、このVABは他店でチューニングされた車両でして

タービン交換やエンジンの内部にまで手が入っているのですが

今回インタークーラーや

メタルキャタライザーを組み込むのに合わせて

ECUの現車合わせをお願いしたい。と言う事でお預かりしました。

 

大容量インジェクターや強化燃料ポンプも組み込まれているので

すでにECUは他店にて書き換えられていたのですが、その際にLOCKを掛けていたという事。

一度ECUをノーマルに戻してもらった時点で入庫して頂き

650㏄のインジェクターに合わせたフローレートに書き換えて

エンジンスタートすると、エンジンチェックランプが点灯し

アイドリングはかなり不安定で今にも止まりそうな感じです。

チェックランプの原因を診て見ると、TGVが撤去されてるんですね。

ECU側で「TGVはありませんよ」と記憶させて再度エンジンスタート

エンジンチェックランプは消えましたが不安定なアイドルはそのまま・・・。

もしかして燃料が足りない?

空燃比メーターを1台追加して数字を診ると17.8とか17.8・・・

 

薄すぎる。

 

VABやGRB系の純正空燃比を読むA/Fセンサー

14.7になってますが、コレまだ暖機状態なんです。

暖機中は14.7に固定され、まったく動きません。

 

そして、このVABは一般的な車両よりも暖機が長いようでして

エンジン始動して3~5分ぐらい経たないとECU側の空燃比測定が始まらず

その間は燃料学習もしていないので

補正値は0、増量されていない段階での実空燃比は17.7前後って事なんです。

 

しばらく時間が経って、A/Fセンサーの暖機が終わると

25%の燃料増量が入ってECU側の空燃比と追加空燃比の数値はおおむね合致。

後付け空燃比メーターが壊れているのではなく、やっぱり未補正時は燃料がダダ薄の様です。

 

燃料が薄いと聞いて、まず疑うのが燃圧

今回のVABにも調整式の燃圧レギュレーターが装着されていたので

燃圧計を設置してエンジンスタート。

負圧時に2.7k前後で

レギュレーターに大気圧を入れると3.2k弱、悪くない数字です。

でも空燃比は薄い・・・。

 

ん~、こうなって来ると原因は~

アレですね!

 

続きはnoteにて書き綴って行きます。