ランエボ8 CT9A用4G63改SPLエンジン ショートブロック部位完成

先回、クランク組み付け時のブログをアップした

ランエボ8 CT9A用4G63改SPLエンジンは

コンロッドにピストンを装着して

寸法を測定し

最適箇所の選定が終わっているブロックに装着!

 

クランクを手で回して見ます。

クランクオンリーの時とは勝手が違いますが

ピストン4つを組み込んでもスムーズに回ってくれます。

 

過去に、この時点ですでに、超ロングスピンナーを使わないと回らないほど

フリクションロスの大きい4AGの組み上げを見た事がありますが

やはり1年持たずにブローしてました・・・。

まあ、プロの仕事ではないのでしょうがないと思いますが・・・

んっ?プロなのか・・・??まあ、どうでも良いのですが

そう言うエンジンビルダーに当たってしまうとエンジンもかわいそうですね。

 

ピストン組込み後

ブロックに強化ヘッドスタッドボルトをおっ建てたら

今度は

ヘッド側の組み上げです。

 

レース用ビッグバルブ

CNCにてプログラム加工された燃焼室に組み込んで行きますが

いわゆる手堀りではない為

各燃焼室の容積はビシっと揃っています。

 

以前のチューニングショップはこのランエボ8のエンジンを組み上げるにあたって

剛性不足で有名なランエボ4用のブロックを使い

ロングストロークを注文したのにノーマルストローククランクが入っていたり

ハルテックは付いていなかったりと、散々な事をヤラかしてくれていました。

バブルな時代ならともかく、未だにこう言うお店があるのかと思うと

はらわたが煮えくり返りますが、

その分、今回は

「ビークルフィールドに頼んで良かった。」

と言ってもらえるように、誠意を込めて組み上げています。

 

とは言っても、うちの店で組むエンジンはどれも手抜きはしません。

っが、お客さんの予算と言う物があるので

予算に応じた手間暇の差と言う物は、あって然るべきだとも思っています。

 

30万の組み上げ工賃を貰うエンジンビルドと

40万の組み上げ工賃を貰うエンジンビルドが同じだったら

その差10万はどこに行った?と言う話になりますからね。

 

話がすこし逸れましたが

ヘッドにビッグバルブを組み付けてステムシールまで装着しました。

これからデュアルスプリング式の強化バルブスプリングを組んで、ハイカムを装着して行きます。