CT9A ランエボ8 4G63エンジンを造り直す事に!

昨日のブログを見て、4G63に詳しい人は

「んっ?」

って思ったはずです。

 

車両はCT9Aのランエボ8だと言っているのに

メタルの画像がコレですから・・・。

 

そうなんです、このスラストとメインが一体型になったメタルは

エボ1~3とエボ4の初期型の4G63に使われていた物なんです。

 

・・・と言う事は、このシリンダーブロックはエボ4の対策前ブロックと言う事になります。

 

ウォーターポンプの形状から

エボ4~6のブロックを使っている事は分かっていましたが

まさか最恐、最悪のエボ4対策前ブロックを使っているとは

完全にハメようと思ってショップが作ったエンジンとしか思えません。

 

このスラスト一体型のメタルが原因でブローを繰り返したので

エボ4の対策後エンジンからはスラストメタルが別体に

なったのに、わざわざエボ8の車両にエボ4のブロックを使ってエンジンを組むなんて・・・。

 

ここまで来ると、このエンジンを使うのは絶対に信用出来ないので

新品のシリンダーブロックを使って4G63エンジンを組みなおす事になりました!

 

20年以上チューニングショップ兼修理屋を営んでいますが

ここまで酷い事をされた車両は初めてです・・・。

 

同じチューニングショップとして、本当に恥ずかしい事だと思いますが

こう言うことをして利益を上げているお店があると言う事も事実です。

 

最終的にお店を選ぶのはオーナーです。

五感をフルに活用して、

「このお店は信用に足る店かどうか」

を判断して下さい。

 

そしてもう一つ

「安くして」

とは、しつこく言わない方が良いと思います。

 

口癖レベルで聞くことはありますが

あまりにしつこく「安くして」と言う事は

メカニックが持っている技術や、そのお店が蓄えてきたノウハウに対して

「そこまでの価値は無い」

と言っているのと同じです。

店側としても、そのお客を選ぶ権利はありますので。