車検に通過する状態にして欲しいという事で入庫した
こちらのランエボは
極太サクションを
そのまま飲み込むビッグタービンを
ツインウェストゲートで制御するハードチューン車両です。
ゲートは
スパっと大気開放されているので、この辺りを対策しないと車検は無理です。
その前に排ガスがどうなっているのか気になったので
制御に使われているというハルテックのECUを探しますが
見つかったのは純正ECUだけで、ハルテックはどこにもありません。
通常ハルテックの場合
こんな感じに、ECU本体と変換アダプターとハーネスが1セットになっていますが
どこを探しても見当たりません。
エアフロレス
になっているので
ノーマルECUではアイドリングすらしないはずですが
アクセル踏むと普通にエンジンが回って行きます。
PCを車両に繋いでデーターを読みだして見ると
ECUデーターにパッチを貼り付けて、Dジェトロ制御が出来るように変更された
特殊ECUプログラムでした。
・・・と言う事は、ハルテックを装着したと言いながらも
実は純正ECUでセッティングして納車された車両だったわけです・・・
オーナーはすでにこの事実は承知していますが
常に前を見ている素晴らしい方で
「後ろを振り返ってもしょうがない!」
と言う事で、新規でフルコンを導入してセッティングして行きます!
っが、こう言うことがあると
目に見えないところ、ちゃんと大丈夫かな~と
疑心暗鬼になるのも当然でして
「エンジン内部も強化済み」
と言う言葉が気になり
スコープでピストンを覗いてみましたが
純正ピストンでは無さそうです。
ひとまず胸を撫でおろし、今後のプランを検討して行きます。