ZC32Sスイフトスポーツ ボルトオンターボセッティング

入庫時のパワーチェック

ヘッドガスケット交換による圧縮比変更を経て

再度ダイナパックに載せられた

ZC32Sスイフトスポーツ@トラストボルトオンターボキット装着

 

A/Fセンサー用のボスも溶接装着したので

早速AFRを測定しながらパワーチェックすると・・・

えっ?

AFRが13.5~16.3…!?

 

A/Fセンサーが壊れたなっと思って交換するも

何度測っても同じような値を示します。

 

さて何が原因なのか・・・

まずターボキット付属のアルティメイトを見てみると

オプション入力1にプレッシャーセンサーの配線が挿さってますが

データーを見るとオプション入力1はA/Fに割り当てられていて

プレッシャーセンサーはオプション入力2に挿さないと行けません。

取説にもそうハッキリと書いてあるのですが・・・。

装着店がヤッてしまった様ですね。

これでは圧力補正が一切効かずブーストが掛かっても燃料はNA領域と同じです。

 

カプラーを挿し換えて、モニターすると

今度は

読み込み位置のトレースが前後には動くものの回転方向の横にズレて行かない・・・。

logを取っても回転信号がずーと0のままです。

 

ECUへのアルティメイトの配線処理を見てみると

アベシっ!

前部ギボシ接続です。

ギボシ接続って案外難しくて、カシメをしっかりやらないと

ちょっと引っ張っただけで、スポっと抜けてしまいます。

取説にもハンダ付けで確実に接続してくださいってあります。

今回も7本程スポっと抜けてしまい、その一本が回転信号でした・・・。

 

すべて半田付けでやり直して

配線のダイエットにも成功!

無事回転信号も拾えるようになり

AFRもトラストのボルトオンターボを付けた時になる

いわゆるダダ濃い状態になりました!

 

空燃比が薄かったのはアルティメイトにブーストの入力が出来ていなかったのと

回転信号が入っていなかったことが原因で、一切の補正が働いておらず

純正ECUの制御のみで動いていた結果

NAの時と同じ燃料噴射で走っていたので・・・。

 

ホント、壊れなくて良かったですね!!

 

これでようやくセッティングのスタートラインに立ったので

まずはボルトオンターボ用に純正ECUを書き換えて行って

制御しきれない部分をアルティメイトを使って補正して行きます。

 

乞うご期待!!