ZN6 86 ブリッツ製タービン装着車両 車検準備

公認車検とECUのリセッティングにて入庫した

20166121171.JPG

ZN6 86

 

足回りに社外のリアロアアームが組み込んであるので

201661211745.JPG

必要書類を製作して陸運局に提出したのですが

メーカーさんが準備した強度検討書に懸架装置における降伏点安全率が記載されておらず

計算不足として突き返されました。

クスコさんが添付する書類には降伏点の安全率の記載がない旨を指摘すると

クスコ製のサスペンションアームの強度計算書は安全率として考える角度が異なり、

純正との対比が出来ているので問題無いとの事

なるほど・・・

メーカーが準備した書類を補完して再提出が必要となってしまいました。

 

書類を準備している間に、車両の方も車検の準備を進めて行ったのですが

排ガスが基準値に入らないという致命的なトラブル発生

A/F計を装着し、暖気後の空燃比を見てみると

2016612115645.JPG

なんじゃこりゃ・・・

フィードバックが効いてないんじゃ・・・

2016612115719.bmp

パソコンをつないでフィードバックの状況を見てみると

O2フィードバックもA/Fフィードバックも両方とも意図時にOFFになっていました。

その為、空燃比は12の前半を行ったり来たりし

排ガスとしてはCO 3%付近 HCは800ppmあたりをウロついています。

86だとCOは1%以内にHCは350PPM以内に収めないと車検には合格しません。

 

ブリッツさんのHPを見ると

20166121232.jpg

排出ガス基準値をクリアするメタルキャタライザーと専用ECUがセットになった上で販売しているようですが

フィードバックをOFFにしたECUでは車検には通りませんよ・・・

 

そこで、ECUの内容を書き換えて

201661212454.bmp

O2フィードバックもA/Fフィードバックも有効にしてみると

201661212527.JPG

A/Fもストイキ付近に自動調整されるようになり

201661212558.JPG

排ガスも基準値内に治まりました。

 

車検対応と思っているあなたの86 BRZ 

本当に車検に通る排ガスをクリアしてますか?