前回、実走行でのA/Fセッティングに
部品がまだ供給されたので、発注して入庫
今週の火曜にはホースの交換は終わっていたのですが・・・
実走で作製したデーターが保存できない!
と言う症状に4日ほど悩まされました。
パワーFCをエンジン載せ換えした車両に装着すると
同じような症状が出る事は知っていましたが、VproやISでデーターが保存出来ないなんて事初めてです。
走行中はリアルタイムに書き換えが出来ていて、A/Fも指示通りに変化して行くのですが
IGをOFFにするとデーターが初期の状態に戻ってしまうんです。
HKSから取り寄せた配線指示書には、
常時電源が純正CPUには存在しないので
CPU以外の部分から電源を取り出し、接続する旨が明記されており
その通りに配線し、テスターで電圧を計ると11.7Vと若干低いながらも
それなりの電圧を供給しています。
バッテリーそのものの電圧を計っても同じような電圧なので電圧降下が起きているとも考えられません。
試しに卓上電源で書き込みを試すと、問題なくデーターの保存は出来るので
FconISそのものが壊れていると言う事は無さそうです。
ん~、何だろう・・・
HKSにも何度も問い合わせをして、グランドの落とし方が悪いんじゃないか?とか
IG電源をCPU以外から取ってみたらどうか?など色々試しましたが全部ダメ
そこで、常時電源を室内の配線から取るのをやめて
バッテリーから直接接続すると、データー保存が出来るように!!
テスターでは測定できない周波数で電圧がドロップしていたようです。
オシロで測れば、一発で分かったのに・・・正味3日間を無駄にしました。
クルマの納期的に
一人で実走して、ログを取って、修正して
では間に合わないので
チーフメカニックの野田に運転してもらい、走りながら助手席でデーターをセッティング
ダイナパックを導入する前は、
全部のクルマをこうやって二人でセッティングしていたのが懐かしいです。
やはり二人でセッティングすると早いですね。
一人だと平気で2.3時間かかる作業が、あっという間にマッピング出来て行きます。
全開域だけでなくハーフスロットル領域や踏み込み時の読み込みポイントも小変更し
実走でのA/Fセッティング完成
一番多い所では65%ほどの増量を入れないと目標空燃比にはなりませんでした。
純正インジェクターと同等品と謳われるていた、このインジェクター
全然同等品ではありません。
吐出量が極端に少ないので、ご注意ください。
セッティングに使ったA/Fメーター等を取り外し
アンダーカバーを装着
やっとすべての作業が完了しました。