ピカピカに磨き上げられた
R35 GT-R
前期モデルではありますが
細部まで細かく仕上がっているので、どこを見てもツルツルピカピカです。
今回はサクションとインジェクターを変えたうえでのブーストアップと
ミッションの不具合修理にて入庫です。
発進時やシフトチェンジ時にアクセルに連動した動きがみられず
かなりギクシャクした感じでしたので、最近はやりのあの部品が壊れているのではないかと・・・
慣れた手つきで降ろされた
リアメンバーASSYから
GR6ミッションをスタンドアップさせ各部をばらしてゆきます。
ただ、ミッション上部とデフキャリアの汚れ具合が違うんですよね・・・。
ニコイチミッション?と思いつつもまずは
ソレノイドバルブASSYを外し
クラッチ&アテーサ
油圧ユニット
ミッションアッパー部分へと確認を進めると・・・
クラッチは08モデル、ミッション本体は11モデル以降、ソレノイドASSYは10モデルと
色んな部品が組み合わされて出来上がっていたGR6だと言うことが分かりました。
クラッチの外側に付くギヤには、メインシャフトのCクリップがぶっ飛んだ時に付く傷が入っているので
想像するに、もともとのGR6ミッションはCクリップが飛んでしまって
メインギヤとソレノイドは再起不能になってしまったものを、使える部品を組み合わせて再生したのではないかと・・・。
そうなるとあの部品が不具合を起こしているとしても不思議ではありません。
直し方としては別に、年式違いの部品を組み合わせることに問題があるわけではないですし
ミッションASSYでしか部品供給されないことを考えると、
修理には中古部品を使わざるを得ない状況は重々承知しています。
っが、このR35を購入した際に
後期のミッションに載せ替えてあるので安心ですよ。っと言われたそうで・・・
ミッション自体が前期ではないことは確かですが~微妙な表現ですね。
まあ、愚痴ってもしょうがないので、クラッチを分解します。
クラッチ全体の寸法を確認すると、極端な減りは見受けられないので
スタート時のギクシャク感はクラッチのクリアランス過多では無いと予想されます。
やはり今回の不具合の根源は、例のあの部品だと思われます。
油圧ユニットの油圧アップとクラッチシールの交換等
一通りのバージョンアップ作業を終えたら
ミッションを元通りに組み上げて、最後は
ネココーポレーションのファイナルサポートを装着し車両に戻してゆきます。