オーナーから加速不良の症状を聞きながら
当方で預かるとなかなかその症状が出ないMNH15 アルファードは
エアクリーナーボックスを
エアフロ位置に仕切り板があるタイプから
切り飛ばした物へと交換したところ加速不良が無くなったとの事で
再度クルマを預かりこのエアクリーナーボックスの影響を検証しました。
まずは仕切り板のあるボックスに戻して見て
街乗り領域での確認をしますが、いつもの様に症状は出ず
A/F学習値なども仕切り板の無いタイプと大差はありません。
そこで当初の症状が発症したと言う少々お高い速度域を試す為、機材を積んで
いつものコースへ・・・
最初は快調に走っていましたが、ある特定の踏み方をすると加速がギクシャクするようになり
エンジンチェックランプが点灯しそのままエンスト・・・
エラーコードを読み取ると
カム角度関連の異常コードが二つ出てます。
この時点で怪しいのはVマネージかと・・・
一度エラーを消して、再度走ってみるものの
やはりチェックランプが点灯します。
ん~エアクリボックスを戻したからこの症状が出たのか・・・?
エアクリボックスがカム角異常に影響を及ぼすのかを試すため
日付も変わったので、一度店に戻り
今度は仕切り板の無いエアクリボックスを装着して
試運転の為、今度は昼間の高速へ。
残念ながらチェックランプは点灯し
エラーコードは前回と同じものでした。
ちなみにトラストのイーマネージアルティメイトとVマネージが装着されていますが
いずれもDIPスイッチにてON OFFを試しましたが
チェックランプ点灯はどの状態でも発症します。
こうなってくると今度はただ単にDIPスイッチで機能をOFFにするだけではなく
イーマネージアルティメイトとVマネージを完全に撤去して
同じような症状が出るのか出ないのかを試す必要がありますが
加速異常を発症した際、VマネージをOFFにしているにも関わらず
Vマネージ側のログでエンジン回転数が25000とか-26000rpmと言う数字を表している時があったので・・・
原因はVマネージの不良の可能性がかなり高いかと予想しています。