去年末に車体からエンジンを降ろした
CP9A ランエボ6のRSは、エンジン本体の加工が終わり
0.10㎜の面研磨やピストンに合わせた
ボーリング&クロスハッチ処理
が施工されて帰って来ました。
今回はクランクのアッセンブリーバランス調整も行ったので
クランクの重量過多部分に
穴あけ加工が施されていたり
フライホイールにも追加工の跡があります。
これらの部品を組み上げる為、シリンダーブロックはエンジンスタンドに載せられて
エンジン組み立て室に搬入されました。
重量合わせを行ったコンロッドと
バリ取り処理されたピストンが
組み合わされてシリンダー内に納められる日も、そう遠くは無いと思います。
ヘッド側もバルブの擦り合わせを行うため
養生が施されています。
いつも言っている事ですが、こう言ったハード側の作業と
ECUセッティングと言うソフトの部分を一つのお店で完結出来るか?
と言うのは非常に重要な部分だと思います。
ECUセッティングしている際
なんとなく燃焼室内の燃え方を想像しながら数字を打って行きますが
そのイメージが出来るか出来ないかで、微妙なフィーリングは変って来ると思います。
K4GPでクラス優勝2連覇を成し遂げた
EA11R カプチーノも
今回はエンジンの作成からECUセッティングまでを行わせて頂きましたが
ECUセッティング中、頭の中でイメージする通りの出力になっていくのが気持ちよかったです。
以前にもK4GP参戦車両のECUセッティングだけを行った事がありましたが
エンジン作製が自社じゃないと、どうにも癖が掴み切れず・・・でした。
これから愛車のエンジンOHをご検討の皆様
大金を掛けて作製するエンジンのポテンシャルを如何なく発揮するのはECUセッティングであり
そのECUセッティングで引き出せるのはハード側のエンジンの素質に大きく依存します。
ハード&ソフトの両方が手掛けられるお店に任せるのが、まずは第一条件かと・・・。
弊社では長年に渡りエンジンOHも自社で手掛けているので様々なノウハウを蓄えています。
そのノウハウの一つ、FA20エンジンを組む際の注意事項を本日のnoteで書き綴っています。