昨日はFSWでK4GPが開催されましたが
弊社でエンジン作製やECUセッティングを担当させて頂いた
チームROSSOのカプチーノが見事クラス優勝を果たしました。
これで2023年の冬、2024年の冬 2連覇となります。
一度優勝すると次期レースは供給ガソリンが減らされてしまうので
連覇はなかなか難しいと言われる中で、2位に4週の差をつけて優勝する辺りが
ドライバーの皆さんの技量の高さを物語っていると思います。
エンジンを作製するにあたっては、兎に角フリクションロスを減らす為の工夫と
低回転域からパンチの効いたトルクを出す事で
高回転まで回さなくても速度が乗るように考えました。
更にLSDの仕様を変更させて、トランクションはある程度掛かるようにしながらも
ロス馬力が少しでも減るようなセッティングにすることで
各コーナーでの燃費の向上も考えました。
そしてそこにLINK G4XによるECUマネージメントとして
誰が乗っても燃費走行が出来る様なスロットル開度固定マップを追加する事で
ドライバー交代が行われても、一定の燃費は確実に担保されるような仕組みを組んでいます。
これらの仕様をチームのドライバーの皆さんが確実に引き出して下さったお陰で
クラス2連覇と言う結果に繋がったと思います。
チームの皆様、寒く荒天の中でのレース、お疲れさまでした。
工場内では、相変わらず色んなクルマ達が
毎日入庫しては納車されて行きますが、ここ2年間の入庫率で圧倒的なのは
ZC33S スイフトスポーツと
GXPA16 GRヤリスです。
他のクルマにお乗りの方が複数回来店した際
「GRヤリスとスイスポは絶対に入庫してるんですね！」
と言うほど、この両雄の入庫率は高いです。
赤いZC33S スイフトスポーツは
既に当店のオリジナルタービンにてTarget230をインストールしていますが
今回はTarget250にアップデートしつつOS技研のLSDも組んで行きます。
もう何台分のLSDをZC33Sに組んだのか思いだす事も難しいですが
世の中に走っているOS製LSD搭載のZC33Sは結構な頻度で当店が手を入れてるはずです。
GXPA16 GRヤリスは今までもStep2GEN2をインストールしていましたが
Step3では残念ながら容量不足となる社外マフラーを撤去しまして
一択選択となるHKS製スーパーターボマフラーに交換。
ECUにアプローチしてStep3ノーマルカムVerを書き込みます。
2月と言えど仕事は山の様にあるので、書き換え中は他の仕事を熟す為
他のスタッフが書き換え機の周りをウロウロしない様にコーンでけん制。笑
再学習後の全開試運転でノック補正学習値、表が23.5 裏は24.1の好成績で
加速感そして伸び、共に最上級の出来栄えでした。
特に今はこの愛知県もぐっと冷え込んでいますので
ブーストがパリっと掛かった際のパワー感はたまりませんね。
ついでに？
バンパー外して
HKSのオイルクーラーと
社外のホーンを装着して作業完了。
フロントグリル越しに見えるオイルクーラーコアが素敵です。
そうこうしている内に
また次のGRヤリスがリフトイン。
エンドレスヤリス。
ですがnoteではZC33S スイスポのエンジンチェックランプ点灯に関する記事を書き綴ってます。
