本日10月最終日!今年も残り2か月です。マニュアルミッション換装を依頼する場合は慎重な判断を!

メールでこんな問い合わせがありました。

 

「2007年式レクサスIS250、GSE20に乗っているのですが
何年か前にショップにて5MT化をしたのですが
VSCシステムエラーの表示がされたままになっておりショップの方は
MT化すれば出るので仕方ないと言っていました。
このVSCシステムエラーを消す事は可能でしょうか?」

 

・・・

これですね。

 

もしくは

これかな?

 

 

「他店でGSE21 IS350を5速化したのですが、2速がとにかく入りにくくて

エンジンチェックランプ含め色々点灯しています。

なんとかなりませんか?」

 

ここの所、こんな問い合わせが頻発していますが

製作したお店を聞くと、皆さん打ち合わせした様に1つのショップ名を口にします。

 

はい、このマークXを元々作成したのもそのお店でして

兎に角ECU周りの処理がまったく出来ていないんです。

 

そして皆、口々に言うのが2速に入らない。

3から2も1から2も入らない。

兎に角2速に嫌われる。

自分で乗ってみても、大げさな表現じゃなく、本当に2速に入らない・・・。

 

降ろして見ると

GR系エンジンと組み合わされるAT用のベルハウジングと

R154ミッションを接合する為のプレートが作製してあり

ダイレクトレリーズにてダイヤフラムを押し込みます。

構想は素晴らしいと思うのですが2速に入らなないのであれば、それは欠陥です。

 

今回のマークXは、元々施工したショップの痕跡を全消しする為

5速マニュアルミッション化に使われたすべてのパーツを撤去し

クラッチペダルやブレーキペダル、クラッチマスターシリンダー等も

すべて新規の物を使って組み上げます。

 

5速ミッションに合わせて、大きく切除されてしまっていたフロアトンネル

成形した鉄板にナッターを打って

パネルボンドにて圧着接着しています。

 

ここが固まれば、いよいよ6速マニュアルミッションを載せるための

各パーツを組み上げて行きます。

 

冒頭に登場したIS250のオーナーとは現在商談中ですが

手直しを請けるのであれば、出来るだけスマートな形になるように

頑張りたいと思う次第です。