先回のブログでは
オイルクーラーへの取り出し口とオイルクーラーコアの固定をアップした
GRX133 マークXですが、今回は純正オイルフィルターユニットの加工です。
こんな感じのメクラを造って
もともとフィルターが入る部分にぶっ挿します。
受け側はこんな感じです。
装着すると見た目は変わりありませんが、中ではオイルをスルーしてアウトレットから出し
インレットから戻るような流れになります。
無くなった紙フィルターはカートリッジタイプに変更され
追加で装着されるオイルブロックに付きますが、そっちはまだ未工事部分です。
エンジンオイルクーラーが
ど~んとインタークーラー上に鎮座されるので、元々ここに付くはずだった
スーパーチャージャー用トランクションフルードクーラーは
この位置に移設されました。
下から見ると良くわかりますが
縦型にしてインタークーラーとコアサポートの間に入ってます。
ステー兼導風板となる物を新規で作製し
見た目的にもGOODです。
インタークーラーへのインレット&アウトレットパイプも
おおよそが繋がってステー類もほぼ決まりました。
インタークーラー下部もロアサポート部分に
がっちりと固定出来たので、主要パーツの位置は大体決定出来ました。
残るはオイルのホースを這わせる場所とオイルブロックの固定方法ですが
こちらも泥濘なく手抜きなく、しっかりと機能美を魅せれる様に装着して行きます。
こう言う部分に拘るからこそ、当店の工賃は安くないんです。
ぼったくっている訳ではないんです。
BIGなモーター屋さんみたいに、やってもいないことを請求することはありませんし
タイヤをわざとパンクさせて保険請求することもしません。
ただ、ビッグモーターの抱える不正車検の部分に関しては、自分なりの意見があります。
色んなコメンテーターが意見を言ってますが、皆さんが言わない事を一言。
スピードメーター検査等、やらなければいけない点検を行わず
そのまま車検合格としなければいけないほど自動車検査を請けた背景には
薄利多売にならざるを得ない車検体制が関係していると思います。
なぜ薄利多売になるのか?その直接的原因の一つは
人の顔を見れば「安くして!」と言うユーザー側にも責任があり
被害者ぶってるユーザーが、実は不正車検の原因の一部を担いでいるんだと思います。
命を乗せて走る車の点検を手抜きするなんて信じられない!って
どっかの誰かが言ってましたが、整備する側から言わしてもらえれば
命を乗せて走る車の点検を値切るなんて信じられない!って話です。
きちんとした適正な点検代と整備代を払って車検を受けてくれれば
会社側も薄利多売になることなく、適正な台数で十分な会社の利益を生むことが出来ます。
それは整備士や整備主任検査官がやらなくてはいけない1日のキャパオーバーを抑える事にもなります。
この当たり前のことを、僕が見た限りのコメンテーターは誰も言ってないんですよね・・・。
不正車検の責任の一端は整備代を値切るユーザーにもあるんですよ!ってね。
きちんとしたものに適正な値段を払うことって、結局自分を守ることになります。
自分がお客の側になるときは、極力このことを肝に銘じて動くようにしています。