FD3S RX-7 サスペンションのリフレッシュが終わりアライメント調整へ!アライメントテスターの裏話

サスペンション交換とブッシュ交換の様子をアップした

FD3S RX-7はアライメントの測定と調整を行う為

アライメントリフトにてターゲットプレートを装着。

 

このアライメントリフトが800万円、アライメントテスターが600万円

リフトのレベルを出しながらの埋設工事等含めて1500万円

2016年の6月に導入して今年で丸7年、ようやくローンの支払いと減価償却が終わります。

 

1500万円÷7年(84か月)に利息が乗っかるので

毎月結構な額の支払いを行ってましたが、それも今年で完済です。

 

こう言う設備は本来であれば減価償却中にも利益を上げなければいけないのですが

アライメントで請求する工賃じゃ、とてもじゃないけど利益なんて出ません。

 

だって毎月の減価償却20万、アライメント1台が平均3万円だとすると

7台目でようやく1万円の利益です。

1か月に7台って、アライメント専門店ならともかく

アレにもコレにも手を出している当店では無理な台数です。

平均的には週1台で月5台行けば多い方です。

 

じゃあ、なんで赤字覚悟でアライメントテスターを導入したのか?

 

前にもブログで書いたかもしれませんが

昔はこう言うタイプのアライメントテスターを使ってました。

2柱リフトで車両を上げて、4つのテーブルの上に降ろした状態で測定と調整をする感じです。

 

このR35 GT-Rを測定するまではこのタイプのテスターでも不便を感じる事はありませんでした。

それが、このR35のアライメントを調整して試運転するとどうにもクルマが流れるんです。

なんども何度も測定して調整してを繰り返して試運転するのですが、まっすぐ走りません。

 

当時の様子はブログにも書いていて、色々と原因を探ったのですが

結局オーナーには納得してもらえず・・・でした。

 

後日、別のアライメント専門店で調整して貰って

「どこまでもまっすぐ走る様になりましたわ~

 やっぱりアライメントは専門店じゃないと駄目ですね。

 お宅も色々と教えてもらうと良いですよ。」

ってオーナー言われました。

 

そんで、そのお店の電話番号を教えてもらい、恥を忍んで教えて貰いました。

「GT-Rクラスになるとライドオンタイプのリフトじゃないと無理ですよ。」

・・・道具なのね・・・

 

当時R35 NISMOのMY2017モデルが発表間近でした。

 

MY2014モデルを買おうとディーラーに連絡したら

「半金の700万円を現金でお支払い頂ける方のみ予約可能です。」

と言われ予約を断られました。

 

当時はNISMOが1400万円で買えた時代です。

 

なので1400万円の半金700万円を貯めればNISMOが買えると信じ込み

2年間かけて700万貯めてました。

この金でMY2017NISMOを予約してやるんだ!と。

 

お察しの通り、この700万円はアライメントテスター&リフトの頭金に消えました。

そして残金の800万円をローンにして7年間払って来たんです。

 

なんで赤字覚悟でアライメントテスターを導入したのか?

 

はい、それは男の意地です!

意地以外何物でもありません!!

 

・・・お宅も色々と教えてもらうと良いですよ・・・

 

その答えがアライメントリフトだって分かったら買うしかないでしょ

舐められっぱなしじゃ、この業界、次も舐められます。笑

 

そして例のR35オーナーに

「教えて頂いた通り1500万円のアライメントテスターとリフト買いました。

 またぜひお越しください!」

 

残念ながら2度目の来店はありませんでしたが

おかげでアライメントの精度は飛躍的に上がりました。

 

あれから7年、残債もあと少しで0になります。

 

頼むから、利益を産むまでは壊れないでくれ~!

 

そんな思いも込めてアライメント調整を行ったとは思えませんが

FD3S RX-7は試運転でも問題無く走る事が出来たのでまだ壊れてませんね。

懐かしい昔話でした。

 

おしまい