昨日納車した
ロータス 211 ツ-イレブンをダイナパックに載せてECUセッティングしてます。
とはまた異なる211です。
ただ見るだけでさえ中々珍しい希少な211のECUセッティングを
1年の内に2台も施工させて頂けるなんて感無量です。
まずは入庫時の基礎体力や現状把握の為
空燃比を測りながらパワーチェックした所
すでに他車にてECU書き換えしてあるようでパワーは283ps出てました。
主に空燃比を絞る事でパワーを出す手法の様で6500rpm以上で本領を発揮です。
赤色のグラフは今年の9月にセッティングした211のノーマルECU時のグラフですが
残念ながらトルクでは6000rpmまで負けてしまっていますね。
空燃比を診て見ると全体的に1ぐらい上を行くので、8%ぐらい薄くしたんですかね。
数字自体は結構攻めていると思いますが、これが常用だとちょっとリスキーですし
ここまで薄くするなら
リスクと引き換えにこれぐらいのパワー出さないと・・・。
緑が入庫時でオレンジがフルパワーを絞り出した際のグラフです。
空燃比は中負荷で13.2前後、高負荷高回転では11台に入れます。
一発のパワー勝負ならこれでも良いのですが、やっぱり常用を考えると・・・なので
赤色のグラフまで空燃比を落とした安牌なデーターも作製し
FullPowerとLowPowerを選べるように
しました。
入庫時283ps トルク26.8kだったのが
FullPower時310ps トルク27.9k
LowPower時でも306ps トルク27.6kです。
最大値だけを見ても明らかに伸びてますが211の場合、ノーマル時の低速トルクが?なので
そこもガバっと嵩上げしてあります。
もともと入っていた空燃比が薄いだけでトルクも出てない様なデーターは早々に削除して
完全なオリジナル(ノーマル)データーと合わせて3種類から選べます。
ECUチューンもやれば良いと言う物ではありません。
そのエンジンをベストな状態まで引き伸ばす、色んな引き出しを持っているか?
ECUチューンを行うチューナーには、そう言う技術や情報が求められますね。
さぁ、ダイナパックから降ろしたら
またフルフェイス被って実走です。笑
この前は暑かったけど、今回はちょっと寒いですね。
まだ凍えるような寒さではないので頑張れます。