先日のブログで地上に降り立った事をお知らせした
LOTUS EXIGE 380CUP用2GR SPLエンジンはエンジンスタンドからクレーンでの吊り下げに変更し
これまたスペシャルなOS製軽量フライホイルとツインプレートクラッチを装着。
このクラッチは当店と岡崎にあるロータスディーラーのACマインズさんからしか買えません。
クランクシャフトとアッセンブリーバランス処理しているので
組込み位置を間違えないように入念にクラッチの合いマークを合わせて
ミッションを
締結します。
もちろんミッションの中にはOS製特注スーパーロックLSDが組み込まれており
これも当店とAC-マインズさんでの専売品となります。
エンジン&ミッションの準備が出来たので
車体を工場内に運び込み
カーボンエンジンフードと
リアカウルを
外します。
クレーン事、慎重に
車体に滑り込ませ、各部の位置確認をしながら鎮座させます。
ハーネス類を間違いの無いように繋げて
バッテリーやECUを仮接続しクランキングの準備をします。
下廻りを診て見ると
マフラーのステーが折れていたり
メインとセンターの突合せを固定するバンドがユルユルだったりしました。
ステーは
空燃比センサーのボスを溶接するついでに
溶接修理を施しマフラーの継ぎ手には
抜け防止のスプリングが掛けられるようにフックを増設しました。
ここ、ちゃんとしておかないとメインマフラーが抜けてしまい
排気が左後輪のインナーライナーを直撃→車両火災・・・と言う最悪なパターンが
結構な台数で起きていますが、メーカー側の対策は特に無し・・・です。
下廻りの点検が終わったら、今度は油脂類を入れますが
E/Gオイルは前方のオイルクーラーまで回そうと思うと8L以上入りますし
クーラントはエア抜き箇所が複数あり、すべてから空気を追い出すのにかなりの時間が比津裕です。
ミッションオイルは
赤丸のホースを抜いてそこからレベル調整しますが
整備書を見るとレベルゲージは自分で造れ!となっていたので
ワンオフで造りました。
バッテリーが弱っていてクランキング時の音が弱々しかったので
とりあえずは店のバッテリーを繋いで
エンジン始動!
ラッシュアジャスターを廃止してソリッドシム化しているので
メカメカしいタペットノイズが響き渡り、いかにも!って感じのアイドリング音です。
このまましばらくアイドリングで放置し、ピストンリング等の初期馴染みを付けると同時に
各部からオイル漏れ等が無いかを点検して行きます。