GXPA16 ヤリスGR-FOURのパワーチェック!ようやく測定方法確立!!

去年の7月、デリバリーされたばかりのデモカーGRヤリスを

パワーチェックした際、まともな数字がまったく出て来ませんでした・・・

 

TCFを1.25に設定しないと、カタログ馬力に届かないと言う

LA400Kコペンのような出力値だったのですが

リアへの駆動を完全にOFFにするモード等がオープンになり

ECUセッティングを行う前に、パワーチェックの測定方法を確立させることに!

基準になる馬力が不確かだと、ECUチューンした後の効果の是非が分からなくなりますからね。

 

白いGRヤリスに赤いダイナパック

映えますね。

 

前回、SARDのマフラーに交換した際は

こんな感じのグラフでしたが

この数字はTCF1.25での数字でした。

 

今回はリアへの駆動配分を強制的に0にするモードにしてテスト

動画でも4WDモニターが常にフロントのみになっているのが分かりますが

この状態でもリアハブに若干の駆動は伝わっています。

リアへの駆動が完全に切れると聞いていましたが、リアハブは回ってます!

センターカップリングでの制御はOFFになるものの、トランスファーから伝わって来る駆動は

カップリングを経て、若干リアが回る事、覚えて置かないといけません。

 

FFになるんだから、パワーチェックの代金FFで良いですよね?

4WD料金じゃなくても良いですよね?

って言う人が出て来そうなので、先に釘、刺しておきます。笑

 

更に

「あれっ?180k超えて回ってるって事はスピードリミッター、切れた!?」

そう言うあなたはGRヤリスでスピードリミッターを効かせた事ないですね。

 

スピードメーターの数字とリミッターの介入には誤差があり

大体メーター読み190kで入るのが常です。

 

ちょっと話が逸れましたが、パワーチェックに話題を戻します。

TCF1.0にて、色々な測定パターンを試して見ましたが

とある方法を試すと安定して245~250PSを出力する様になりました。

GRヤリスの正しいパワーチェックの方法、ようやく確立出来た様な感じです。

 

SARDマフラー装着時TCF1.25で測定したグラフと

今回の測定方法でTCF1.15にて測定したグラフを重ねて見ました。

緑の実線が確立されたパワーチェック方法にてTCF1.15測定です。

 

最大トルクの表記は低くなりますが、パワーに関しては安定したカーブを描いています。

SARDマフラー装着にてTCF1.15で284ps トルク43.2k

まあ、そんなもんだと思います。

 

今までの測定方法だとパワーで約10%ロスってた事になりますね。

基準を確立する為に

マフラーを一度ノーマルに戻した上で

再度パワーチェック。

緑がSARDマフラー時で黄色がノーマルマフラー時。

さすがSARDマフラー、今回の測定方法でもしっかりと結果を残しました。

トルクの立ち上がりが早くなっただけでなく

ノーマルマフラーでは5500rpm以降に落ち込んでしまうパワーがSARDマフラーでは維持されてます。

 

もちろんこれらの測定はすべてHKSのPowerEditerは

未接続の状態で測ってます。

 

折角、マフラーをノーマルに戻したので、ノーマルマフラー時でのPowerEditerの効果も検証!

黄色がフルノーマルでのグラフに対してグレーのグラフが

PowerEditerに当店オリジナルデーターを入れた状態での測定値です。

まあ、あがってるっちゃぁあがってるんですが・・・。

費用対効果として、どう捉えるか~ですね。

 

以前にも紹介しましたが、この際はSARDのマフラーと組み合わせて。と言う状態だったので

今回のフルノーマル状態へのインストールはまた別角度からの情報になります。

 

ノーマルとの適合が取れたので、今回はデーターinでの価格設定を行い

パワーエディター本体 45000円

取り付け工賃 9500円

当店オリジナルパワーエディターデーター10000円

合計59500円(税抜き)での提供可能です。

通販にも対応可能で、その場合は取り付け工賃が不要となります。

 

でも、まあ、今、まさにECUチューンに取り掛かかっている当店がお勧めする物じゃないですよね。苦笑

 

パワーチェック方法の確立で、ECUチューンスタートの土台が出来た事になる訳ですが

まずはスピードリミッターカットですよね。

メーター読み200kまでは引き上げれたのですが、リミッターは1個じゃ無いです。

段階的なリミッターが複数存在する今時の制御です。

 

あ~、2Dデーター見比べすぎて、ドライアイになって来た。