JZX110 ヴェロッサ 各部の不調を完治させ390psオーバー!

入庫時のブログで、リミッターの発動や

空燃比がめちゃくちゃ濃い状態だった件をお知らせした

JZX110 ヴェロッサが再びダイナパックに載っています。

 

タイミングベルトの交換等

各シールからのオイル漏れ修理を進めながら

純正のエアフロリミッターを誤魔化す為、HKSのFconISを装着。

エンジンルームから室内まで大きなカプラー3つを引き込まなければいけないので

赤丸の部分を使いますが

そのままでは裂けてしまうので、後処理と防水処理が追加で必要になります。

 

裂けていたインタークーラー配管はTIG溶接で穴埋めを行い

インタークーラー本体は、まっすぐ装着出来るように

ステーを

頑丈な物に造り変えて

本溶接してあります。

これでインタークーラーが傾いて、それにパイピングが釣られて

エアコンコンプレッサーのプーリー等に当たって擦れると言う事が起こりにくくなるはず・・・。

 

空燃比計を再設置して

FconISに、机上で造ったデーターを

インストールしたら、まずはエアフロリミッターが誤魔化せているかをチェック。

緑の破線が前回のパワーチェック時で赤実線が今回です。

ブーストを見た方が分かりやすいですね。

リミッターが入る事もなく、上までキレイなブーストグラフが描かれています。

 

ここから燃料と点火をセッティングし

374ps トルク51.8kまで上昇

入庫時から比べると40ps トルク1.8kの向上ですね。

空燃比に関しても、エア漏れが治ったのと高回転の燃料を絞る事で

11.5前後を目指すようにし、この推移もパワーアップに貢献しています。

 

ブーストコントローラーが付いていたので

2つ設定出来る片方にて、ブースト1.2kぐらいまで上げるデーターを造り

最終的には393ps トルク59.2kまでアップデート出来ました。

入庫時からすると約60psのパワーアップでトルクに関しては9.2kも上がっているので

明らかな違いが体感できると思います。

 

これからダイナパックから降ろして、実走行によるセッティングに移行します。